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使わないのはもったいない!幼稚園教諭免許の更新方法って?

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2009年(平成21年)から、幼稚園教諭免許は更新制度が導入されています。つまり免許の更新のように定期的に更新しないとせっかく時間とお金をかけて取得した免許が失効してしまうのです。ではどのように更新すればいいのでしょうか?その流れをまとめています。

保育士免許はなぜ更新しなくていいの?

「幼稚園教諭免許は定期的に更新する必要があるのに、なぜ保育士免許は更新しなくていいの?」そんな疑問をもたれる方もいるかもしれませんね。

管轄という差

じつは保育士免許は厚生労働省が管轄しているのに対し、幼稚園教諭は文部科学省管轄という差が、大きく関係しています。

文部科学省が管理する幼稚園教諭は園児を教育しているわけですから、定期的に必要な知識や技術をアップデートしていかなければならないのです。

ではその更新方法とは?

まずは更新期限をチェックすること

平成21年4月1日に新しく幼稚園教諭の免許を取得した方は、有効期限が10年になります。つまり平成29年4月1日に幼稚園教諭の免許を取得した場合、更新は平成39年3月31日までになりますね。

免許の失効

この更新期限をチェックしていないと免許の有効期間が過ぎてしまっていた、免許が失効してしまうという大変な事態に陥ってしまいますので、年間カレンダーや手帳に書きこむなどしてきちんと管理するのが基本です。

更新期限確認や更新の手続きはすべて本人で行います

幼稚園教諭の免許切り替えに当たっては、国が全面的にサポートしてくれるわけではありません。すべて本人が確認し、積極的に動かなければなりません。

更新講習は合計30時間

更新期限までの2年2ヶ月から2ヶ月前までに更新講習を受講することが可能となります。この期間に免許更新のための講習を指定された大学などで合計30時間受講しなければなりません。

受講資格者証明

この更新のための講習を受講するためには勤務する幼稚園の園長など責任者から「受講資格者証明」を交付してもらわなければならないため、できるだけ早めに行動しておく必要があるでしょう。

更新にかかる費用は?

幼稚園教諭免許の更新にかかる費用は、主に更新のための講習を受講する費用となります。更新費用は全国一律ではなく、どの大学で更新講習を受講するかで変わってきます。

約3万円前後の費用

おおむね6時間の講習を受けて6,000円前後の費用がかかるところが多くなっていますので、必要な講習時間が30時間ですから、約3万円前後の費用がかかると考えられます。もし講習のために10万~20万円の費用を請求されるとしたら、あきらかに高過ぎです。

更新にかかる講習の時間は?

幼稚園教諭の免許証更新講習は30時間の講習が必要と定められています。

その内容ですが、すべての講習者が受講する必修領域講習が6時間、取得している免許の種類によって変わる選択必修領域講習が6時間、そして受講者が任意で選べる講習が選択領域講習でこちらが18時間以上の講習となっています。

一度にすべての講習を受講できない

すべての講習受講期間を合計すると30時間となるわけです。一度にすべての講習を受講できないので、何日かに分けて受講することになりますね。

オンラインでも免許状更新講習が受講できる

幼稚園教諭の免許更新に必要な更新講習ですが、更新のための講習に参加したくても遠隔地に住んでいる、仕事が忙しくて休めないなどの理由があればオンラインで更新講習を受講することができます。詳しくはeラーニング教員免許状更新講習推進機構(KAGAC)のサイトを参照してください。

まとめ

お金と時間をかけて幼稚園教諭の免許を取得しても、有効期限切れで失効してしまうと本当にもったいない話し。一度取得した資格を生かすためにも、有効期限のチェックはしっかり行うことです。