保育士と幼稚園教諭が保育園や幼稚園に転職するとき、必ずと言っていいほど実技試験があります。
この実技試験、保育士や幼稚園教諭の人柄や雰囲気をチェックされたり、ピアノできちんと弾き歌いができるかどうか、臨機応変に対応できるかどうかが審査されます。
保育士と幼稚園教諭、実技試験には差はあるのでしょうか？
- 保育士と幼稚園教諭は実技試験に大きな差はなし
- ピアノが苦手な方には苦痛なピアノ弾き歌い
- ピアノの試験は完璧さよりも明るさ、楽しさを優先させる
- 歌やダンスの試験対策とは？
- 絵本の読み聞かせも実技試験に出題される
- ほかにもこんな実技試験がある
- 実技試験の内容を事前に
- まとめ
保育士と幼稚園教諭は実技試験に大きな差はなし
保育士も幼稚園教諭も、転職を希望する保育園・幼稚園によって実技試験の内容に差があります。保育士の採用試験だからピアノ実技が難しい、幼稚園教諭は実技試験に絵本の読み聞かせが必ずある、というような分かりやすい差はありません。
転職先に合った実技試験の対策を！
保育士だからこう、幼稚園教諭だからこう、という差よりは、転職を希望する施設の実技試験の特徴を調べ、その対策をおこなうことが重要。
実技試験とは
実技試験ではピアノの弾き歌い、紙芝居や絵本の読み聞かせ、折り紙、絵画作成、歌、ダンスなどがメインです。
▼幼稚園教諭と保育士の違いって？
ピアノが苦手な方には苦痛なピアノ弾き歌い
ピアノの実技試験には【課題曲】【自由曲】【初見（当日発表曲）】の3種類があります。
課題曲は事前に「この曲を弾いてください」と曲が指定されている場合、自由曲は実技試験当日に得意な曲を弾くパターン、また初見は当日楽譜を渡され、その場で曲を弾く形式になります。
【初見（当日発表曲）】で気をつけること
一番難しいのはやはり初見。いきなり楽譜を渡された上に弾き歌いはさらに難易度が高く、冷や汗もの。けれど面接官はピアノの上手さよりも途中で曲を止めずに最後まで終わることや、雰囲気、明るさをチェックしています。
ピアノの試験は完璧さよりも明るさ、楽しさを優先させる
じつはピアノが多少下手でも、採用には特に問題ありません。ピアノの下手な先生は入職後にレッスンがあり、そのレッスンを受けることになります。
ピアノの試験で一番大事なこと
ピアノの上手さよりも明るく歌をうたい、園児の気持ちを楽しく盛り上げる雰囲気や能力があるかどうかが重要です。いくらピアノが上手でも園児の気持ちに寄り添えない保育士では採用されません。
歌やダンスの試験対策とは？
歌やダンスが実技試験に出される事もあります。歌は明瞭な発音で明るく、親しみやすく歌うことが重要です。声が小さく暗い雰囲気では採用は正直難しいです。
ダンスで気をつけること
ダンスは曲に合わせてリズムを取り、明るく楽しく踊ること。子供たちも保育士と一緒に踊るため、分かりやすい動きや笑顔は必須。能面のような保育士は採用されない可能性が高いです。
▼ピアノが出来る人は保育士以外の転職先もある？
絵本の読み聞かせも実技試験に出題される
絵本や紙芝居の読み聞かせの実技試験に出題されることがあります。この場合、一番大切なのは絵本の聞き手である園児。園児の気持ちも高めてあげられるように、声に抑揚や感情を込めて大きな声で分かりやすく絵本を読みます。
絵本の試験対策
絵本は常に園児に絵が見えるように広げ、聞き手を意識した読み聞かせができるかどうかが試験対策になります。
ほかにもこんな実技試験がある
保育園によって独自の実技試験がおこなわれています。
トイレットペーパーの芯や牛乳パック、割りばし、色紙などの素材が山積みされており1時間以内におもちゃをつくる、という試験や、その場でクラス便りを作る、得意なことをPRするなどの試験もあります。
試験対策には臨機応変な対応力が必要
試験対策ができないものもあるので、臨機応変な対応力が求められます。
実技試験の内容を事前に
面接しかないと思ったら実技試験もあった･･･。転職先の情報集めに漏れがあると、ピンチになることもあります。実技試験があるのか、面接のみなのか、保育士転職サイトを利用すると教えてくれます。
保育士転職サイトは転職に不安を抱えている保育士さんにおすすめ
過去にどんな保育士さんが採用されているのか、特徴を把握しているコンサルタントがマンツーマンでサポートしてくれるため、本番で慌てたり緊張したりせず、面接と実技試験に挑めます。
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まとめ
転職や復職を成功させるには実技試験対策は不可欠。ピアノや絵本の読み聞かせ、ダンスなどは実技試験として試される可能性が高いので事前練習しておくとグッド。笑顔と明るさ、園児に対する配慮ができるかどうかがチェックされます。