保育士と言えば昔は「なりたい!」と思う職業の一つであったんじゃないでしょうか?ですが今では賃金の割には過密労働、責任感、過度な残業などと、マイナスなイメージが先行していますね。
日々の保育、年間の計画、月の計画、行事の準備など、仕事内容を振り返ると本当に多忙ですね(笑)その他にもピアノや製作は保育士の仕事と切り離せないものです。
そこで今回はクラスや保育園を彩る「壁面」の製作について紹介していきたいと思います。 オーソドックスな作り方や、私的アレンジから、変わり種まで、紹介していきたいと思います。
まずはオーソドックスな作り方
新年度準備や、誕生表など大型な壁面を製作する際、一番ベターな作り方は、月刊誌などを参考にし、又、月刊誌の後ページにある型紙を拡大コピーして、画用紙を張り合わせて作る方法です。
壁面製作を担ったことのある保育士さんは必ずと言ってもいいほど、このやり方で壁面製作を行っていると思います。見本があるというのはかなりの強みなんですが、型紙を拡大するのが結構難しいんです!私だけかな!?(笑)
壁面製作に一工夫
この壁面製作に 一工夫するとしたら「立体感」です。画用紙を一度クシャクシャにして、それを広げて作ったり、例えばこいのぼりの壁面だったら、目やうろこの部分を画用紙以外の素材(プリンカップや、毛糸など)を使うことでひと味違った壁面になりますよ!
ラミネートで光沢を!
作り方は先ほどの型紙から画用紙で作る方法なんですが、仕上げに、作った作品をラミネートすると光沢が出て、ワンランクアップした壁面が出来上がります。
ラミネート効果
ラミネートする事により、水やほこり、傷や色褪せから守ることも出来ますし、ラミネートには画質を変換する効果もあります。
ツヤの無い画用紙でも、ツヤのあるフィルムでラミネートをすれば、壁面自体に簡単にツヤを出すことが出来ます。
ラミネートのメリット
又、保護されていることで「持ち」も良くなるので、 季節の壁面や行事の壁面なら毎年繰り返し使えるというメリットも生まれます。過密な保育業務の負担軽減にもなりますね!
子どもの手を加える!
私が一番好きな手法です!手間が少なく、客観的な見た目も良い!作り方としては「子どもが作る」ではなく、「子どもの手を加える」です。
例えば
画用紙を渡して子ども達に「はい、作って」と言っても難しいですよね!どのようにするかと言うと、例えば5歳児の年長であれば、保育士の準備としては、白い画用紙に太いマジックペンで絵を描く。
そして子ども達がそれに好きな色を塗り、線に沿ってハサミで切る! 子どもの作品一枚一枚を貼り付け、一つの壁面に仕上げる!これだけです!
例えば季節の壁面
例えば、7月や8月であれば魚やワカメ、貝などに色塗りをさせ、それを切って貼り付ければあっという間に季節(海)の壁面が完成です!
型紙から一枚一枚作った壁面は確かにキレイですが、ここは保育園です!子どもが作った物に対して「ヘタクソ」という感情を抱く人はあまりいないと思います。
発達に合った製作
保護者目線でいくと、「クラス全員で作った作品なんだ」と肯定的な感情が強いと思います。
ただ注意してほしい事は、年齢の発達に合った製作をさせる事です!例で挙げた年長児の発達として、「線から色をはみ出さない」「ハサミで曲線を切る」といった工程を設定しています。
この発達に合った設定を間違わなければ、客観的に見た時の意見は肯定的になると思います。そして先生は準備さえしていればOKてわけです。
まとめ
壁面製作に限らず、製作が好きな人、そうでない人、保育士も十人十色です。それでも保育士としてやらなければならない業務の一つが製作です。
いかに簡単に、それでも見映えはバッチリ!そんな方法を今後も実体験を通して追及していきたいと思います。
今では壁面製作を代行して作ってくれる業者もあるみたいです。料金などの詳細はよく存じていませんが、賃金に見合わない過密な業務を逆手にとった良いサービスですね。
ですが、私的には知らない人が作った壁面を飾っても温かみを感じないような気もします。
一つでも業務が減ることは全然ありがたいことですが、一つひとつの壁面は子ども達の為に作っていると考えれば、 手作りの温かみって大事かもしれませんね。今回紹介した物を少しでも活かして、子ども達の為に楽しく保育を行って欲しいと思います。
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