女性に人気の高い国家資格といえば、今も昔も変わらず「保育士」ではないでしょうか。昔は「保母さん」と呼ばれていましたよね。
保育士になるにはお金も時間もかかってしまいそうですが
「お金をかけないで、今すぐ保育士になりたい!」
という人もいると思います。それでは、一体どうしたら最短で保育士になれることができるのでしょうか。
お金もかからず最短で保育士になる方法をご紹介します。
保育士になるためにはどうしたらいいの?
保育士になるためには、もちろん資格が必要です。 保育士の資格をとるためには主に2つの方法 があります。
- 厚生労働省が定めた保育士養成学校を卒業する
保育専門大学や短期大学そして保育専門学校
厚生労働省が定めた保育士養成学校とは具体的にいうと保育専門大学や短期大学、保育専門学校のことです。
これらの保育養成学校では保育士の資格だけではなく、幼稚園教諭の資格も同時にとれることが多く、卒業すれば自動的に保育士の資格がとれます。一般的に一番よく知られている方法です。
- 自分で勉強して保育士試験に合格する
保育士試験に合格して資格をとる
もうひとつは自分で勉強し、保育士試験に合格して資格をとる方法です。保育士試験には筆記試験と実技試験があります。
お金をかけず最短で保育士になるには?
保育士になるためには2つの方法があることが分かりました。
厚生労働省で指定された保育士養成学校は、卒業することができれば保育士の資格がもらえるので、一番確実で安全な方法といえますが、お金と時間がかかってしまいます。
お金をかけずに最短で保育士になるには、 自分で勉強して保育士試験に合格するという方法が近道のようですね。
保育士試験の受験資格
保育士試験は一般社団法人全国保育士養成協議会で主催されています。
▼保育士試験の受験資格
- 大学・短期大学・高等専門学校を卒業した人
- 平成3年3月31日以前に高等学校を卒業した人
- 大学に2年以上在学し、62単位以上習得した人
- 大学に1年以上在学し、62単位以上習得できる見込みがある人
- 短期大学や高等専門学校の最終学年で卒業見込みがある人
また平成3年3月31日以降に高校を卒業した人や中卒の人でも実務経験の対象となっている児童福祉施設で2年以上・2880時間以上の実務経験者であれば受験することができます。
保育士試験についての詳細を知りたいは、一般社団法人全国保育養成協議会のホームページや保育士試験事務局に問い合わせてみて下さいね。
保育士試験の試験科目
保育士試験は1年に2回行われ、前期と後期に分かれています。 筆記試験 筆記試験は全部で9科目あり、全科目に合格しなければ実技試験を受けることができません。
- 保育の心理学
- 保育の原理
- 児童家庭福祉
- 社会福祉 ・教育原理
- 社会的教養
- 子どもの保険
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
一度合格した科目は3年間の有効期間がある
基本的には9科目全てに合格しなければ実技試験を受けることはできませんが、一度合格した科目は3年間の有効期間が設けられています。
期限内にすべての科目に合格すればいい
つまり、期限内に不合格だった科目を受験してすべての科目に合格できれば実技試験を受けることができるというわけです。
不合格な科目があったら再チャレンジ
一度に全科目合格するのは難しいといわれているので、もし不合格になってしまった科目があっても落ち込んであきらめてしまわずに、再度チャレンジしてみて下さいね。
実技試験 筆記試験に合格したら次は実技試験です。音楽・造形・言語などに関する技術から選択し、発表された課題に対して実技を行います。
まとめ
フツーに大学や短大を卒業して保育士になるとお金や時間がかかってしまいます。お金をかけず最短で保育士になるには自分で勉強して保育士試験に合格するのが一番早いです。
保育士試験の筆記試験は科目数が多く、一発で合格するのはなかなか難しいといわれています。
自分1人でテキストを読んだり過去に出題された問題集を解いたりしてもいいですが、 今は 保育士試験のための通信講座などもあるので上手く活用してみて下さいね。