「保育士は仕事内容のわりにお給料が少ない・・・」
「時間外労働が多くて体がキツい・・・」
日本では保育士は待遇が悪かったり仕事内容が大変だったりして「キツイ職業」「ブラックな仕事」という認識が強いのではないでしょうか。
保育士の資格があっても働いていない人が多いというのが今の実情です。せっかく苦労して保育士の資格をとっても、これでは宝の持ち腐れですよね。
実はあまり知られていませんが、海外でも保育士の資格を生かせる方法があります。日本の保育園や幼稚園より待遇や条件の良い就職先もあるんです。 海外で保育士として働ける所や海外勤務をする上で必要なことをご紹介します。
- 海外で保育士として働ける場所1:日系の保育園・幼稚園
- 海外で保育士として働ける場所2: インターナショナルプリスクール
- 海外で保育士として働ける場所3: オペア
- 海外で働くうえで必要なものは何?
- まとめ
海外で保育士として働ける場所1:日系の保育園・幼稚園
「海外で働くなんて無理」
「私、語学力ないんだけど・・・」
と不安に思う人もいるかもしれません。しかし、海外には多くの日本人が暮らしており、その中には保育園や幼稚園に通う就学前の子供もいます。
日本人駐在員家族
アメリカ、ヨーロッパ、アジア・・・世界各国には大使館や民間企業に勤めている日本人駐在員が沢山いるのをご存じでしょうか。日本人駐在員がいれば、当然その家族も一緒に暮らしています。
もちろん、単身赴任で一人暮らしをしているお父さんもいますが、海外赴任の場合は短くても2~3年、長ければ5年以上に及ぶ長期滞在ということが多いので、子供が小さいうちは家族も一緒についていくパターンが多いといわれています。
日本人の保育士が必要
日本人駐在員の家庭の子供たちが通う日系の保育園・幼稚園では、日本語を話せる日本人の保育士が必要とされているんです。
海外で保育士として働ける場所2: インターナショナルプリスクール
インターナショナルプリスクールは現地の子供を対象にした保育園です。日本の企業が運営していることが多く、日本語を学びたい子供も通ってきます。
ある程度の語学力が必要
求人数が少ないので競争率が高く、実務経験者やスキルの高い人が優先される傾向にあります。インターナショナルプリスクールでは日系の保育園と違って、ある程度の語学力が求められます。
海外で保育士として働ける場所3: オペア
保育士として就職できるわけではありませんが、保育士の資格を持っている人の中で語学留学をしてみたいという人には、オペア留学がおすすめです。
オペアとは
オペアとはホームステイ先で子供の世話をしながらお小遣いをもらって、語学学校にも通うことができるシステムのことです。
オペアのメリット
留学といっても、子供のお世話をすることで住居費や食費などは無料になるので、経済的な負担が少なくて済みます。ホームステイ先の家族と交流することで現地の文化や習慣も学べるというメリットもあります。
海外で働くうえで必要なものは何?
就労ビザ
海外で生活し就職するためには、もちろん就労ビザが必要です。個人で就労ビザをとるのは手間がかかり大変なことが多いので就労ビザをとるサポートをしているところを選ぶのがベストです。
保育士のような専門職は比較的就労ビザをとりやすいといわれていますが、ビザの制度は国によって違うので、前もって調べておきましょう。
住居
勤務先で住居を用意してくれているのかはとても重要なポイントです。家賃手当や引っ越し手当、海外保険手当や渡航する際の交通費を支給してくれるのか、など確認しておきましょう。
語学力
日本人の子供を対象とする保育園・幼稚園は日本語以外の語学力はさほど必要ありません。ただ、海外で暮らすことになれば最低限の日常会話程度はマスターしてから渡航した方がいいでしょう。
まとめ
海外の保育士の募集は転職エージェントや求人サイトなどで調べることができます。国によっては保育士として働くために別の資格が必要な場合もあるので、リサーチしてから行動にうつして下さいね。
「幼児教育に携わりたいけど日本で保育士をするのは大変だ」「語学を学びながら働きたい」と思っている人や海外の保育に関心のある人は、保育士の資格を海外で生かしてみてはいかがでしょうか。