年々保育園利用家庭が増えている中で、中には、家庭より保育園で過ごす時間のほうが長くなっている子どもも多くいます。
そのため、園と家庭との連携はとても大事になっているのです。
日々の送り迎えを始め、園行事、保護者会、個別面談などを通して、子どもの最善の利益、そして成長を促せるような、保護者との上手な関わり方をご紹介します。
まずは信頼関係を築く努力をする
園によっては、保護者参加行事の多いところもありますが、共働きが増えている中で、なかなか参加できない保護者も多くなっています。
そのため、保護者とコミュニケーションをとれる時間は、日々の送り迎えの時間しかないため、限られています。その限られた時間の中で、まずは信頼関係を築く努力をしましょう。
たくさん話をする
忙しい毎日の中でも、保護者は子どもを園に預けることに少なからず不安を抱いています。
そのため、子どものことでも、保護者の仕事のことでも、あるいは世間話でも…。まずは たくさん話をすることを心がけ、保護者が心を開けるようなアプローチをしてみましょう。
▼ただ、信頼関係を築く以前の保護者もいます…。
細かなことでも報告・連絡・相談することを徹底する
子どもは日々成長しているため、保護者も新しい悩みができていくものです。
「何か気になることがあったら、すぐに相談してくださいね」などの声かけに加え、保育園側も、 保育中に気になった出来事、体調面、言動などについて、細かく報告をするようにしましょう。
保育士に対する信頼度がアップ
すると、「そんなに細かいところまで見てくれている」などと、保護者も安心し、些細なことでも報告し合うことの大切さに気付いてもらえるでしょう。
食事段階、排泄トレーニングなどのステップアップについても、保育士ならではの専門性を生かしてアドバイスすることで、保護者も保育士に対する信頼度がアップしますよ!
子どもの成長を一緒に喜ぶ
子どもは、家庭でしか見せない顔、保育園でしか見せない顔があります。保育園での出来事を保護者に報告すると、「まさかうちの子が…」と、驚く保護者も少なくはありません。
子育てのパートナーになる
そこで、良いことも悪いことも、すべて子どもの成長の過程であると考え、お互いに子どもの 様子を伝えあい、お互いに子どもの成長を喜び合えるような関係づくりをしましょう。
子育て中の保護者の中には、近くに頼れる親や、友人がいないが故、孤独に感じている人も多くいます。そのような気持ちをしっかりくみ取り、安心できるような子育てのパートナーになりましょう。
まとめ
子どもは大人の表情を良く見ています。保護者が保育士と楽しそうに話している姿を見て、「この人は安心できる」などと感じる子どもも少なくないそうですよ。
子どもとの関わりに加えて、保護者との関わり方も工夫することで、よりよい保育を目指していきましょう。