私は男性保育士として保育現場で10年勤めていますが、その中で結婚や子どもが産まれたタイミングで転職を考えたこともあります。
一番の原因は「給与面」で、一家の大黒柱としての稼ぎが出来るのか不安もありました。しかし、転職といっても仕事を変えれば今までのキャリアも関係なく、また1から積み上げていく。給与も最低ラインからのスタート、など問題もも様々でした。
そして何より保育以外の仕事が今更出来るのかという不安もありました。「どうにか保育現場で培ったスキルを活かしながら出来る仕事を」と考え、色々な仕事を見つけたので紹介したいと思います。
保育士の専門学校講師
私は保育現場で働きながら、年1、2回程度、専門学生を対象にリトミックの講師をしています。
専門学生の「スクーリング」という年1回行う授業で、その講師として学生に外部講師として授業を行っています。1日5時間程度の講義と実技を2日間行い、3万円程の給与となります。その流れで、専門学校の保育課の教師として働かないか?という話もありました。
専門の授業を受け持つ教師
ただ、私の場合教養があまりなくて心配でしたが、「実習指導」や私が現場で培ってきた知識やスキルを教える授業だけを受け持つという内容でした。教師といっても小学校の教員みたいに全教科教えるのではなく、中学や高校みたいに専門の授業を受け持つ教師という感じですね。
幼児向けの玩具制作や、保育士向け情報誌の作成に携わる
保育士さんが保育や毎月の製作などで参考にしている、保育士向けの月刊誌の作成や、壁面を作りサンプルとして提示する、製作代行という仕事も今は存在するそうです。
株式会社 チャイルド社
また、「株式会社 チャイルド社」では、情報誌の作成だけでなく、保育室の運営を行ったり、一保育園の経営管理を代行する社員もいるそうです。私には少し難しい内容の仕事でした(笑)
幼児向けの体育講師
私がリアルに今後目指している仕事です。子ども向けというよりも「幼児向け」。体操教室は多々存在しますが、幼児という体操に馴染みがない子どもたちに、体操の導入部分を紹介し、遊びながら学ぶ、自然と身体を動かして運動機能を高めていく指導を行います。
専門知識がとても大切
幼児の特徴や年齢ごとの発達を理解しているからこそ出来る仕事ですね。「運動が得意」というだけで務まる仕事ではありません。専門知識がとても大切な仕事です。
保育士のキャリア・スキルを活かし、副業も可能
探してみると直接子どもと関わらなくても、保育現場で培ったスキルを発揮出来る職種は多々見つけることが出来ました。
幼児向けの体育講師のメリット
上記で紹介した「幼児向けの体育講師」などは、教室を持たなくても個人で保育園と契約を結ぶことが出来れば、平日に1園1時間程度の授業で収入を得る事が出来ます。
私の知り合いでリトミック講師をしている方は5園程と契約を結び月から金まで週1回ずつの授業を月3回行い、結構な収入を得ています。しかもその方は午後のピアノ教室が本業なので、午前に行うリトミックの授業は副業なのです。
まとめ
男性保育士として現場でずっと働くというのは無理があるのかなと感じてはいるので、今後は今までの培ったスキルを活かせる職業につこうと考えている今日この頃です。同じような境遇にいる男性保育士さんにとって参考になればと思います。
▼保育園以外で楽と言われている職場を紹介します。