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保育士としての私を成長させてくれた出来事

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保育士という仕事は、子どもの命を守り、社会性を身につけ、子ども達の日々の成長を見守り、そしてその成長の手助けをしていくという本当に難しく、責任のある仕事です。大変な割には給与が安く、離職率も高く、「保育士不足」が社会問題にもなっています。

毎日の業務に追われながらも、子どもの笑顔を見ると本当に報われるし、子ども達から学ぶ事も本当に多い日々です。子ども達と共に成長してきたエピソードを紹介したいと思います。

あなたの目線に立ってみる

私は思った事や感じた事をストレートに表現する人でした。もちろん私の発言で上手く行く事もありますが、時には上手くいかずに気まずーい雰囲気になる事もありました。それでも「何でみんな分かってくれないの!?」と、一方的な感情を抱く事もありました。まぁただの自己中ってやつですね(笑)

「先生ー!絵本が見えないー!」

ある日の保育中に、一人の男の子が「先生ー!絵本が見えないー!」と、読み聞かせ中に大声で叫んできました。

私は一方的に後方から「そんな事はない!」と言い、その子の話を間に受けずにいました。(今じゃ絶対にありえない対応ですね 笑)

しかし、その子は涙を流し始めたので近くに行きその子の横に座ると、前に座る子の頭と、保育士が読む絵本が被っていて全く見えませんでした。

大人社会でも同じ。相手の目線に立つ大事さ

目線の高い大人と、目線の低い子どもでは見えている世界が異なるのです。相手の目線に立つ事の大切さをこの時に痛感しました。

これを機に自分の意見を主張する前に、相手の気持ちになってみたり、相手の考えている事や、気持ちに寄り添って物事を考える事の大切さや、必要性を学びました。

今では主任という役職も頂き、今では子どもだけでは無く、職員の気持ちにも寄り添いながら仕事を行えるまでに成長しました。

先生、遅いよー!

私は、土地柄というか性格というか、時間を守る事が苦手でした。10時集合と言われれば10時に家を出る!みたいな所もありました(笑)

年長児には時間を意識して行動させていた

仕事となると真剣に取り組み、特に年長児を受け持っている時には、子ども自身に時間を意識して行動する事を意識させていました。卒園後は就学し、時間で行動していかなければならない。そんな子ども達に時間を守る事の大切さを指導していくのは必然的だと思います。

「だって準備しても待つじゃん」

そんな中、子ども達に「○○分になったら始めるよ」と声を掛け、子ども達に次の活動の準備を指示しました。

私は事務所に行き、活動に必要な用具の準備をして保育室に向かうと、準備を行わずにふざけ合っている子どもの姿が。。。私はなぜ準備をしていないか子ども達に問うと、「だって準備しても待つじゃん」と即答で言われました。

子供だって待たされるのは嫌い

子どもに言われる事でハッとすというか、我が身を振り返るという感じでした。

子どもとしても約束を守っても、待たされているというの良い気持ちはしないもので、私自身が時間を守れていない事を子ども達も分かっていたんです。

子供に教わった方が重みがある

友達に言われるよりも、恋人に言われるよりも本当に時間を守る大切さに気づかされました。

その後は、当たり前のように20分前出勤をし、活動に支障がないように準備をするなど、周りにも「人が変わったよね」と言われる程、成長しました。

まとめ

子供を通じて、「人の目線に立つ大切さ」「時間を守る大切さ」を教わった実体験を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

子どもの事を本当に考えて仕事をしている結果、子どもの発言が身にしみたエピソードです。「人のふり見て我がふり直せ」この名言は私を保育士として、そして人として成長させてくれた言葉でした。