今回のタイトルを見て「えっ!?0歳児に絵本なんて早過ぎるでしょ!!」と感じる人もいるかもしれません。0歳児という年齢は、眠っている時間の方が多い新生児から、もう少しで歩ける!といった、1歳前後の時期までを言い、成長著しい時期でもあります。
いわゆる「赤ちゃん」と一般的には呼ばれる時期ですが、この時期に絵本に触れさせる、読み聞かせるという事はとても大切な事なのです。
- なぜ、0歳児に絵本は良いのか!?
- 「いないいないばぁ」著者:松谷みよ子
- 「とっとことっとこ」著者:まついのりこ
- 「てんてんてん」著者:わかやましずこ
- 「はらぺこあおむし」著者:エリック・カール
- 「だるまさんが」著者:かがくいひろし
- まとめ
なぜ、0歳児に絵本は良いのか!?
1歳を迎える頃になると、言葉を発する時期がきます。0歳児の絵本の読み聞かせでは、言葉を発する時期に向けての「蓄積」の期間とも言えます。0歳児の頃に単純を繰り返し聴かせたり、絵本を読むお父さん、お母さんの声をたくさん聴かせるという事がとても大切なのです。
年齢に適さない絵本はNG
だからと言って、「言葉をたくさん聴かせたら良い!!」という事にとらわれ過ぎて、、難しい言葉ばかりの絵本だったり、年齢に適さない絵本はNGです。
ここからは、0歳児でも楽しめるおすすめ絵本を5冊紹介します。
「いないいないばぁ」著者:松谷みよ子
少し昭和感あふれるタッチの絵ですが、登場する猫やクマ達が、「いないいないばぁ」をする姿に、赤ちゃんは夢中になります。
「いないいないばぁ」は不安感と安心感の繰り返しが赤ちゃんを夢中にさせる
いないいないばぁ遊びには、単純に手で顔を隠しているだけですが、赤ちゃんとっては、顔が隠れる事に小さな不安感を抱きます。その後に出てくる顔や表情を見て、今度は安心感を抱く、この繰り返しが赤ちゃんを夢中にさせます。
0歳児といっても幅広く、ボーッと見ている子もいれば、読み手のお母さんの声色を変えてみると、キャッキャと声を出して笑う子もいたりと、一冊で楽しめる絵本です。
「とっとことっとこ」著者:まついのりこ
絵本をめくると、様々な動物が靴をはいて楽しく歩いているという内容です。
赤ちゃんが好きな「繰り返し」の絵本です。靴をはいているのは、何も2本足の生き物だけでなく、足じゃない所に靴をはいている動物だっています。
「とっとことっとこ」はバラエティに富んだ一冊
こういったバラエティに富んだ内容も、赤ちゃんが喜ぶ一つの要素となっています。
「てんてんてん」著者:わかやましずこ
大きなてんとう虫や、カタツムリなど、、絵が細かくなくてとてもシンプルな絵本です。
言葉も「ぐるぐる」「てんてん」というように単調でリズミカルなので、赤ちゃんも見ていて楽しく、話を聞く事ができます。
「てんてんてん」は遊びながら楽しめる一冊
1歳前くらいになると、絵本を自分で手に持ち、指で「ぐるぐる」や「てんてん」という動作をやってみる子がいたりと、遊びながら楽しめる一冊です。
「はらぺこあおむし」著者:エリック・カール
乳幼児向けの絵本としては、とても有名な「はらぺこあおむし」です。この絵本はページが進むにつれて物語が進んでいくので、一見0歳児には不向きにも思えますが、色彩豊かな絵が視覚に入る事で、赤ちゃんの脳は刺激されたり、つい口にしたくなるシンプルなフレーズが赤ちゃんの耳にも心地良く入ります。
「はらぺこあおむし」はCDによる読み聞かせもある
繰り返し読んでいく内に、「最後にはちょうちょになる」と、0歳児でも理解する事が出来、最後のページに来ると大喜びする子も見られます。
又、この絵本はCDによる読み聞かせもあるので、就寝前や、就寝前に聴かせる事も出来ます。
「だるまさんが」著者:かがくいひろし
「だるまさんが・・・どて」というフレーズで、だるまさんが転げ落ちたり、「だるまさんが・・・プー」というフレーズでは、なんとだるまさんがオナラをします。小さい時には誰でも遊んだ事のある「だるまさんがころんだ」を、かわいいだるまさんが様々な動作で表現するといった絵本です。
「だるまさんが」は体を使って楽しめる一冊
ページをめくるたびに、「次は何をするんだろう」と赤ちゃんの心の中は期待感でいっぱいになり、ページをめくると、だるまさんの動きを見て大笑いする赤ちゃんもいます。
月齢が高くなってくると、だるまさんの動きを真似したりと、目や耳だけでなく、体を使って楽しめる一冊です。
まとめ
0歳児は月齢によって成長の幅がとても広い時期です。絵本を読み聞かせても、一見聞いていないように思える時期もありますが、そんな時でも赤ちゃんの耳には、お父さんやお母さんの声はしっかりと入っています。
言語の発達だけでなく、お父さんやお母さんの愛情を伝える手段としても絵本を活用してみてください。