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保育士のポジティブな転職理由の例文を紹介!

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保育士に限らず、どのような職種で働いていても一度は「転職」を考える事は誰にでもあるでしょう。転職を考える理由も人それぞれですが、「給与」「待遇」「人間関係」といった「ネガティブ」な理由が実際には多いです。

今回は、保育士が転職を考える時の理由を考え、面接時に前職を退職した理由や、転職を考えた理由をどのように伝えれば良いのかを紹介します。

面接では転職理由をポジティブに伝えよう!

保育士の転職理由の代表的な3つを挙げました。しかし、転職先の面接時に「前の職場を辞めた理由は何ですか?」と聞かれた時に

「給料が安いので・・・」
「仕事がキツくて・・・」
「嫌な先輩がいて・・・」

とストレートにネガティブな理由を伝えては、相手に良い印象を与える事は出来ません。この3つの転職理由をポジティブに伝える方法を紹介します。

「給与面」をポジティブに伝える方法

「給与が安いから」という理由はネガティブになります。これをポジティブな言い方にするには、「自分の能力を評価してくれる」というキーワードを使いましょう。

例文

「以前の職場は個人の能力に応じた評価ではなく、横並びの評価という点が退職を決めた理由です。貴園の年功序列や横並びの評価ではなく、個人の能力に応じた適切な評価を下している点に魅力を感じ、応募させて頂きました。」

という風に伝えると、「前の職場は給料が安かったから、ここに応募しました」という印象は受けないでしょう。

「労働条件」をポジティブにする方法

「前の職場は残業が多かったので・・・」という理由ではネガティブに捉えられてしまいます。「協力して」「チームワーク」という言葉をキーワードにしてみましょう。

例文

「以前の職場は、自分の仕事は自分でやるという風潮が強くありました。もちろん自分の仕事は自分でやるという事は大切な事ではありますが、それだと複数担任のクラスに比べて単数担任の保育士は、一人で抱える仕事量が膨大になってしまいます。貴園の、クラス間関係なく全員で仕事に取り組むという協力する姿勢や、自分のクラスの子どもだけでなく、園児全員を全職員で見るというチームワークの良さに魅力を感じました。」

このような伝え方だと、「前の職場はきつかった。ここは楽に働ける」という捉え方はされないでしょう。

「人間関係」をポジティブにする方法

人間関係が原因で辞めたという事をストレートに伝えてしまうと、以前の職場の評価を下げるだけでなく、「この人はコミュニケーション能力に問題がある」という評価を受ける可能性も考えられます。ここでは人間関係が原因で退職した事を伝えるのではなく、転職先の人間関係に魅力を感じた事を伝えましょう。

例文

「以前、職場見学をさせて頂いた時に、保育士一人ひとりの表情が明るく、保育を楽しんでいる様子が感じられました。」

という風に転職先の雰囲気が良かった事を話すと、相手にも好印象を与える事ができるでしょう。

転職理由や前の職場を辞めた理由の答え方は、転職支援を受けている人なら完璧に対策してくれるので、面接官に不信感をもたれることはありません。また、履歴書の志望動機も同様に添削、書き方の指導をしてくれるので、転職するなら保育士転職サイトを利用することをおすすめします。

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保育士の転職理由はほとんどの人が同じ理由!?

現在は深刻な「保育士不足」で、多くの保育園で保育士の確保が出来ていなかったり、それに伴い待機児童が解消されないという問題を抱えています。更に、保育士の勤続年数も全国平均が7、7年と短く、長期雇用の保育士の確保が難しく、保育士として勤めてもすぐに退職したり、転職を繰り返すというのが実情です。

保育士が転職を考える3つの理由

保育士は退職する人や転職をする人が多く、その理由としては 「給与が安い
給与に見合わない労働条件
人間関係

がほとんどです。転職を考える保育士の共通理由として、この3つが挙げられるのです。なぜこの3つの理由が保育士が転職を考える理由として多いのか、細かく説明していきます。

給与が安い

「保育士は給料が安い」というのは社会全体が認知している事です。保育士が転職を考える理由として給与面は外せない問題でしょう。公立の保育園で正規採用となれば、公務員と同じ待遇になるので、毎年の昇給が保証され、長く勤めれば勤めるほど収入も増えますし、公務員なので賞与にも期待ができます。

保育士が公務員として働くのは大変

しかし、保育士が公務員として働くには厳しい試験や高い倍率、毎年募集している訳でもないので、誰でもなれるというものではありません。一般的に保育士として勤めるなら、社会福祉法人や企業が運営する保育園、認可外の保育園と言った所でしょう。

企業運営の保育園さえ給料は低い水準

企業が運営する保育園は若干給料が良かったり、福利厚生が充実しているとはいっても、保育士の給料はそれでも低い水準にあります。

転職理由として最も多い

特に新卒の保育士であれば、「アルバイトの時の方が給料が良かった」なんて事も実際にあり得ます。私は実際にそうでした(笑)保育士の転職理由として最も多いのは「給与面」なのです。

給与に見合わない労働条件

保育士のイメージとして「子どもと遊ぶ仕事」「子どもの世話をするだけ」と思われている方も未だに多いですが、実は保育士の業務は肉体的にも精神的にもかなりハードです。

保育士の仕事は子どもと遊ぶ・世話をするだけじゃない

子どもと遊ぶ、子どもの世話をするのももちろん業務の一つですが、「遊び」に対しても実際に遊ぶだけでなく、その遊びが子どもの成長にどう繋がるのか、なぜ必要なのかを考え、実際に遊んだ後には良かった点や改善すべき点などの振り返りを行います。それを一つの書類として作成しなければいけなかったりと、子どもと離れている時にもやるべき仕事が膨大にあるのです。

「保護者支援」と言う業務

更には「保護者支援」というのも業務の一つに含まれており、保護者が抱えている子育ての悩みを聞いたり、助言をしたり、時には指摘を行う事もあります。

勤務時間外は膨大な書類作成

「えっ?保育士って子どもと関わるだけが仕事じゃないんだ!」と感じた方もいるかもしれませんが、勤務時間は子どもと関わり、勤務時間外に膨大な書類を作成したり、保育室の環境設定や翌日の保育の準備、保護者の対応に追われるという事が日常的に行われています。

サービス残業が当たり前

勤務時間外だからと言って、残業代を支給しくれる保育園というのはなかなか存在しません。保育士の給料は安い上に、サービス残業が当たり前という事も転職を考える理由となるのです。

複雑な人間関係

保育士は女性が多く働く職場です。そこには女性ならではの派閥や、複雑な人間関係が存在します。全ての保育園が一概に人間関係が複雑とは言えませんが、保育士の仕事は流れ作業でも無ければ、一人で黙々と作業をこなすという物ではありません。

保育士の仕事は必ずコミュニケーションを取る必要がある

子どもの情報を職員間で共有し合ったり、クラスごとに連携を取る、園長、主任、保育士というピラミッドがしっかりと出来上がっている組織です。どんなに嫌な事があっても、嫌な先輩、同僚がいても必ずコミュニケーションを取らなければなりません。嫌な事があっても「避けられない状況」という事が「もうここでは働けない、働きたくない」という事に繋がるのです。

「逃げ道」というのが見つけにくい

一般的な会社であれば、部署を移動する事で「逃げ道」も作れますが、保育園というのは部署というのは存在せず、嫌な事があったり、トラブルに巻き込まれた時にも「逃げ道」というのが見つけにくいのです。

まとめ

保育士が転職を考える時の理由は、ほとんどがネガティブな内容でしょう。これは仕方のない事で、何も悪い事ではありません。しかし、その理由をストレートに伝えてしまうと、勤めていた保育園の評判を下げるだけでなく、自分の評価も下げてしまうので、ネガティブな内容をポジティブに変換して伝えるようにしましょう。