保育士はいつから復帰するのが最適なのでしょうか。保育士が復帰する時期も4月1日が望ましいのでしょうか？復帰を考えているということは、現在無職という形でしょう。人によっては「いつでも職場復帰が可能」という状態の人もいるはずです。
保育士として働く私からすると正直、「保育士さん、いつでもおいで～」という気持ちなのですが、人によっては復帰のタイミングというのは非常に大切になってきます。今回は、タイプ別にベストな復帰のタイミングを紹介します。
- 保育士の復帰は、いつからが良いのか？
- 育休からの復帰を考える保育士のベストなタイミング
- ゆったりと仕事を覚えていきたい保育士のベストな復帰時期は？
- ブランクが短く、即戦力として働きたい保育士のベストなタイミングは？
- まとめ
保育士の復帰は、いつからが良いのか？
結論から話すと、保育士が仕事に復帰する時期として4月1日が良いということは、全くありません。と言うのも、保育士というのは女性の多い職場であり、そのため産休や育休で年度途中で現場から抜けるということは日常茶飯事に起こります。
そういった面から保育業界は特に4月1日に人材が欲しいというよりも、年中募集中という状態です。
心と体の準備が整ってから復帰する方が良い
なので、復帰を考える際に焦って「4月じゃないとダメかな」と、不安になる必要はありません。
一度退職した保育士が再度現場に戻るというのは、思っている以上に肉体的にも精神的にも荷が重いことです。心と体の準備がしっかりと整ってから復帰する方が良いでしょう。
育休からの復帰を考える保育士のベストなタイミング
退職の理由が出産の場合、子育てがある程度落ち着いた頃に復帰を考えるでしょう。そんな人のベストな復帰の時期は「4月」です。
働くためには子どもを保育園に預けなければなりませんが、「待機児童問題」という言葉が出てくるほど、今は子どもを保育園に入所させることが困難な時代です。
0歳児や1歳児といった乳児となると、更に入所の壁は高くなります。
ベストな時期は4月
しかし、子どもを預けなければ職場復帰は叶いません。そんな人の復帰のベストなタイミングが4月というのは、子どもの入所の確立が上がる時期だからです。
年度途中の入所というのはとても難しく、4月の入所というのは条件次第では十分可能です。そういった面を踏まえて、育休からの復帰を考える場合のベストな時期は4月となります。
ゆったりと仕事を覚えていきたい保育士のベストな復帰時期は？
保育士としてキャリアを積んでいても、一度ブランクがあると自信を無くしたり、復帰に対して後ろ向きになることがあります。
仕事に慣れるまで、仕事の勘が戻るまではゆったりとしたペースで働きたいという人は、「2月」がベストなタイミングです。
保育園は施設形態は多様でも、仕事内容というのはほとんど変わりません。一年の仕事の流れや行事の流れというのもほぼ同じです。
保育園で特に忙しい時期の9月・1月は避ける？
保育園で特に忙しい時期というのは、運動会のある9月前後、生活発表会のある1月前後です。この忙しい時期の保育士は正直言ってピリピリしていて、怖さすら感じます。（もちろん子どもの前では笑顔ですけどね（笑））
2月の復帰が安定してて入りやすい
生活発表会が終わった後の2月は、1年の中でもかなりゆったりとした時間で、卒園式の準備や次年度の準備を進めていきます。
保育士にも余裕があるので、この時期に復帰すると仕事の流れを教えてもらったり、4月に向けて仕事観を取り戻すことも可能でしょう。
焦って4月に復帰してしまうと、ピリピリした雰囲気の中、聞きたいことも聞きにくいということも考えられるので、余裕を持ちたいという人は2月の復帰がベストなタイミングと言えるでしょう。
ブランクが短く、即戦力として働きたい保育士のベストなタイミングは？
保育士を辞めたけどすぐに復帰したいと考える人もいるでしょう。ブランクも短い、仕事観も鈍ってない、復帰後も前線で働きたいと考える人は7月や12月頃の復帰がベストなタイミングでしょう。
7月や12月に復帰すると好感度が高い！
この時期は運動会や生活発表会という大きな行事前で、通常の保育業務以外にも行事の練習だったり作り物が大量にあったりと、非常に忙しい時期です。
この時期にキャリアのある保育士が来てくれることは、保育園にとっても大助かりで遠慮なく仕事を割り振られるでしょう。
ブランクが短いのであればあえて忙しい時期に復帰することで「仕事が出来る人」というアピールになるだけでなく、仕事をこなすことで職場に慣れるのも早いというメリットがあります。
まとめ
保育業界は深刻な保育士不足ということもあり、どこの保育園も人材確保に力を入れています。4月からの復帰にこだわらず、いつでも大丈夫というのが現実です。
復帰を考える保育士が復帰のタイミングを「選ぶ」ことができるくらい余裕があるので、焦る必要はありません。
ブランク期間だったり、体力的な問題など復帰の際には様々な不安がつきまといます。自分のタイミングで復帰の時期を決め、自分のペースで保育現場の空気に慣れることが保育士という仕事を楽しめたり、長く続けられる秘訣となるでしょう。
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