保育園で働く保育士は、そのほとんどが女性。男性保育士は数が少なく少数派で、肩身が狭いと感じることもあります。
そんな男性保育士のお給料事情や仕事の内容、また転職の際に気をつけることなどをまとめています。
- 男性保育士の年収は約360万円
- 男性保育士が給与を上げたいならこの方法
- 男性保育士は力仕事や男児のトイレの付き添いなどで有利
- 男性保育士を歓迎してくれる保育園でないと転職はむずかしい
- イベントホールの子供預かりなど保育園以外にも働ける場所はある
- 防犯上の観点からも男性保育士のニーズは高まっている
- まとめ
男性保育士の年収は約360万円
全産業の平均的な年収は約520万円。ところが男性保育士の平均年収は約360万円なので、決して高給与とは言えません。
男性保育士の厳しい現実
男性保育士がゆとりある生活をしようと思えば、生活費の安い地方に住むか、奥さんも働いてもらって共稼ぎで生活する、バイトを掛け持ちするなど工夫しなければなりません。「保育士の仕事が好き」なだけではやっていけない厳しい現実があります。
男性保育士が給与を上げたいならこの方法
男性保育士の場合、園長候補として入職する方法もあります。すでに十分なキャリアがあれば不可能ではありません。園長候補、つまり幹部候補ですから給与も高額に。もちろん保育主任などポストに就けば高収入も期待できますね。
公立保育園に勤める
園長候補になる以外にも公立保育園に勤務すれば、地方公務員と同じ額の給与が保証されるので、収入面や将来もらえる年金額なども優遇されます。
男性保育士は力仕事や男児のトイレの付き添いなどで有利
男性保育士は男性しかできない仕事ができる、というメリットがあります。例えば中型免許をもっていれば バスの運転手を兼任することで給与アップになります。
男性であるというメリットを生かし、男児のトイレの付き添いも可能です。
男性保育士は採用されにくい
保育園のイベント時には重い荷物を担いで設営や掃除が出来ますので、体力が必要なときには男性保育士の方が有利。
ただ男性保育士は熱望されているわけではないので、中型免許をもっていてバスの運転ができる、ピアノが上手い、絵が上手いなど何か個性や特技、資格がないと採用されにくい傾向です。
▼給料アップ・キャリアアップのために資格をとっておこう！
男性保育士を歓迎してくれる保育園でないと転職はむずかしい
以前、女児に悪戯する男性保育士が問題になりました。男性の場合、また似たような問題を起こすのではないかと疑われる傾向にあります。
男性用の更衣室がない職場もあるので、男性保育士に理解のある保育園を選ばないと働きにくいのが現実です。
イベントホールの子供預かりなど保育園以外にも働ける場所はある
保育園だけではなく、ベビーシッターやイベント時やデパートでの子供の預かり、病児保育園、学童保育、幼児向け学習教室、幼児向けスクールなど男性保育士が働ける場はあります。
男性が働きやすい職場
保育園だけにこだわる必要はありません。これら職場に転職することでのびのびと仕事ができるようになった、という男性保育士もいます。保育所勤務が性に合わないと思ったら、働く場所を変えても良いのです。
▼男性保育士は、保育園以外にも働ける仕事がたくさん！
防犯上の観点からも男性保育士のニーズは高まっている
全国的に保育士不足のため、保育士ニーズはかなり高まっています。とくに男性保育士は、まだまだ職場環境が整っていないとは言ません。
男性保育士の将来性
ですが、防犯上の観点や力仕事ができる、女性ばかりの職場にいると苛めや派閥が出来にくくなるなどの理由で今後もニーズが高まると予測されます。 ニーズが高いのでそれだけ給料や福利厚生など条件の良い求人も増えていくでしょう。
まとめ
男性保育士の仕事内容や給料、転職先についての注意点などをまとめました。男性保育士はまだまだ数が少なく、社会的にそれほど認知されていません。
働きにくいと感じる一方、ニーズがあるのも事実です。 働きやすい職場を選んで活躍する道を選ぶと失敗しにくくなります。
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