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キャリアデザインとは?保育士がキャリアデザインを描くときに意識したいこと

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仕事に対する考え方というのは人それぞれで、現状のままで良いと考える人もいれば、「社長になる」「役職につく」「正社員になる」というように、目標を立てて先を見据えながら仕事に取り組む人もいます。このように「目標」を立てることや、「理想の将来の自分」を描くことを「キャリアデザイン」と良い、働く上でとても重要になってきます。

特に女性の多い保育士の世界では、「キャリアデザイン」を描いているの人と、描いていない人とでは大きな働き方にも大きく差が出てきてしまいます。

今回は、なぜキャリアデザインが重要なのか、保育士がキャリアデザインを描くときに意識した方が良いことを紹介します。

「目標」を立てることで、向上心や意欲に繋がる

キャリアデザインとは、「理想の将来の自分」です。理想の自分を描く時には、数年後には「出世」している自分もいるでしょうし、女性の場合には「結婚」や「出産」している自分を描くこともあるでしょう。理想の将来の自分像がハッキリとしている人は、その目標に向かって仕事も効率よく進めようとしますし、理想の自分に近い人の模倣をしたり、その人に近づこうと努力するはずです。

キャリアデザインを描いている人

「○○年後には主任になる」「○○年後には年長クラスの担任になる」というような明確なキャリアデザインを描いていれば、今何を努力したら良いのか、何を学べば良いのかなどが明確になります。

キャリアデザインを描いていない人

キャリアデザインが描かれていない人であれば、言うまでもありません。明確な「目標」が無いので、今何を努力したら良いのか、何を学べば良いのかもわからず、毎日を淡々と過ごしているはずです。

同期で入社していても、キャリアデザインを描いている人とそうでない人では、働く姿勢にも差が出ますし、数年後にはその差が結果としても現れるでしょう。キャリアデザインは「このように目標を立てなさい」という決まりはなく、あくまでも「理想の将来の自分」を描くのです。

保育士がキャリアデザインを描く時に意識した方が良いこととは?

「キャリアデザインを描くと言われても、あまりピンとこない」という人も多いと思うので、今回は保育士として働く人のキャリアデザインの描き方をいくつか紹介します。

まずは身近な先輩保育士の中で「憧れの存在」を探す

保育士として働き始めた時は、子ども達は話を聞いてくれない、覚える仕事が多い、体力的にもしんどい、というように右も左も分からない状態です。新卒の保育士となると尚更です。そのような状態で、「将来の理想の自分」を描くと言われても難しい話になります。

まずは「保育がとても上手だな」「後輩にも優しく指導しているな」「元気があって良いな」などと感じられる先輩保育士を見つけましょう。

・キャリアデザインの第一歩

「先輩のような保育士になりたい」という所が、保育士としてのキャリアデザインの第一歩です。この目標があれば、その先輩に近づくための努力や学びに繋がります。そこから保育士としての基盤が出来上がるのです。

数年後には「○歳児クラスを持つ」「主任になる」という目指すべき目標設定を行う

保育の仕事も覚え、様々なことを任されるようになってくると、今まで以上にやりがいも出てくるでしょう。そこで次なるキャリアデザインは、受け持ちたいクラスを明確にしたり、勤続年数によっては、主任保育士を目指すのも良いでしょう。

・事前に必要な知識を学ぶなどの準備ができる

保育士の仕事は「子どもと関わる」事ですが、各年齢発達に応じた保育を行う必要があるので、十分な知識を要します。資格さえあればどのクラスでも受け持てるという事ではありません。

「数年後には年長クラスの担任になる」というキャリアデザインがあれば、事前に年長クラスを受け持つために必要な知識を学ぶなどの準備ができます。急に「来年は年長クラスお願いね」と言われて焦るよりは、心に余裕を持って4月を迎える事ができます。

・自分と園のためにもなる

又、こういったキャリアデザインを描いているという事を園長に伝える事で、やる気のある保育士という印象も与えられますし、実際にその年に希望してるクラスの担任に抜擢されるという事もあります。こういったキャリアデザインは、自分のためにもなるし、園にとっても重要になるでしょう。

女性は「結婚」「出産」などもキャリアデザインに組み込む

出産となると退職の場合は除いて、「産休」や「育休」を取得します。「私は仕事一筋よ!」という人も中にはいるかもしれませんが、大体の女性は結婚し、自分の子どもを授かりたいと感じるはずです。

・キャリアデザインに「結婚」「出産」を組み込んだほうがいい理由

なぜ「結婚」「出産」をキャリアデザインに組み込むかと言うと、「○○歳までに結婚して、○○歳には子どもを産む」という目標設定がないと、ズルズルと時間だけが過ぎ、適齢期を逃してしまうという可能性があるからです。

「運命の人は突然に・・」という考えの人もいるかもしれませんが、「○○歳までに結婚する」と目標を立てて行動した方が、断然結婚への確率は高くなります。結婚なくして出産なんてあり得ませんからね(笑)又、「出産」に対する明確な目標はとても大切です。急な妊娠となると、喜ばしい事ではありますが、急に抜けられるという点では職場にとって痛手となりますし、キャリアデザイン通りに仕事も進められていたのに、急な妊娠で仕事から離れるとなると、自分自身にとっても痛手になります。

・自分自身の立ち位置を調整できる

「○○歳までに出産」という明確な目標があれば、職場内での自分自身の立ち位置も調整できますし、それを園長に知ってもらうことで無理のないような立ち位置にしてくれる事もあります。「○○歳までに結婚、○○歳までに出産、○○歳には職場復帰!」という流れのキャリアデザインも必要になってくるでしょう。

まとめ

キャリアデザインを描いているか、描いていないかで仕事だけでなく自分自身の人生を左右する事も出てきます。

もちろん、キャリアデザインを描いてもその通りに行かないことも出てくることもありますが、それでも「目標に向かって取り組む」という姿勢は崩れないはずです。「将来の理想の自分」が明確な人は、働き方だけでなくプライベートでも「軸」がしっかりとしています。

「自分がなりたい保育士像」を明確にする事にもキャリアデザインは活用できます。転職活動においても目指す保育士像が明確な人は、高い評価を受けます。「ただ何となく働く」ではなく、ぜひキャリアデザインを描いて「理想の自分」に近づきましょう。