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保育士の公務員の面接を受ける前に知っておきたい動機の答え方

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保育園の施設形態には、「私立」と「公立」があり、公立の保育園で正社員として働くという事は、「公務員」と同じ立場になります。

「公務員」という事もあり、保育士の中でも人気の高い公立保育園ですが、そこで正社員として務めるためには、超難関と言われる筆記試験、実技試験、面接をクリアする必要があります。自治体によっては倍率が20倍を超えるところもあり、条件の良い公務員保育士は「狭き門」となります。

今回は、「せっかく試験を突破したのに、面接でダメだった」という悔しい思いをしないように、面接時に質問されて返答に困ってしまう「動機」の答え方について紹介します。

なぜ「動機」の返答に困るのか!?

私立の保育園と公立の保育園の保育の内容や、大まかな業務内容はそんなに異なりませんが、勤務時間や残業、給与面で大きく差が出てきます。

公立に比べて私立の保育園は独自の保育内容や、保育サービスを取り入れているので、保育士一人にかかる仕事の負担がどうしても大きくなります。給与面で比べても、初任給はどちらも差は見られませんが、公務員は毎年の昇給が確実に約束されているので、勤続年数が長ければ長い程、給与も上がり、退職金などにも大きく差が出てきます。

公立の保育園を選んだ理由は言いにくい

「働きやすさ」「給与面」が魅力の公立保育園ですが、「なぜ、公立の保育園を選んだのですか!?」と、面接時に聞かれた時に、素直に「働きやすさ」「給与面が魅力」とは言いにくいものです。そういった面で、「動機」に対する返答が難しくなるのです。

公立保育園を選んだ「動機」の答え方は!?

「動機」を素直に答えてしまうと、面接官には大きなアピールになるどころか、マイナスに捉えられてしまう可能性もあります。

倍率の高い壁を乗り越える為には、具体的な動機を話す必要があります。そこで、公立保育園の特徴や特色を紹介します。

  • 地域の保育水準の基準としての役割
  • 保育行政のアンテナとしての役割
  • 行政組織の一部としての役割
  • 民間を補う役割
  • 子育て支援の拠点としての役割

公立保育園は、こういった役割を担う施設です。今では公立保育園の「民営化」が進み、施設数も減少傾向にありますが、こういった役割を見てみると、元々は公立保育園の保育や、子育て支援が基準となり、民間の保育園も運営されてるという事が分かります。

ベストな答え方

現在は、こういった役割よりも「待機児童問題」の解消に向けて、保育施設を増やすという傾向にあるので、公立保育園の役割を理解した上で、公立保育園で働きたいという動機に至った、という説明が出来れば面接官の心に響くでしょう。

自分の気持ちを伝える事が一番の「動機」

私立の保育園であれば、その園独自の保育内容が展開されているので、「動機」はいくらでも探す事ができます。

しかし、公務員保育士を目指すほとんどの人の動機は「働きやすさ」や「給与面」「将来性」です。上記で紹介した動機は、あくまで一例なので参考にする事は可能ですが、やはり動機というのは、自分の気持ちや考えで導き出す事が一番です。

面接官の求めている「答え」

保育士の業務には、子どもの成長を考えて保育計画を考える、一人ひとりの保護者の話を聞き、助言を行う「子育て支援」など、自分でしっかりと考えて答えを導き出す仕事が多いです。

そういった意味でも、参考書や例文を丸暗記するよりは、自分の気持ちを素直に話す事が、面接官の求めている「答え」という事も言えます。

まとめ

公務員保育士を目指す理由として「働きやすさ」「給与面」「将来性」は悪い動機ではありません。

しかし、それをそのまま伝えてしまうと面接官に対して、保育の熱意や情熱が伝わりにくいという部分があります。又、参考書や例文を丸暗記しても同じような事が言えます。

参考書や例文を丸暗記するのではなく、参考にして自分なりの言葉で話せると良いでしょう。