保育士と幼稚園教諭の面接の違いを紹介！保育園から幼稚園へ転職する方、幼稚園から保育園へ転職する方、参考にしてください！
保育士と幼稚園教諭の面接の違いとは！？
「保育士」として保育園で働く、「幼稚園教諭」として幼稚園で働く場合、面接の内容や、一般的に質問される内容は異なるのでしょうか。
保育園と幼稚園では、面接時の質問はどう違う？
どちらも「子どもと関わる」仕事なので、子どもに関する質問や、保育観、目指す保育士像という質問は変わらないでしょう。
しかし、保育園と幼稚園の機能性の違いから、「なぜ保育士もしくは、幼稚園教諭を目指したのか？」という質問は確実に聞かれます。
両施設の機能性の違いを理解して答える
この質問に対して「子どもと関わる仕事がしたいから・・・」という答えでは、「じゃあ保育士（幼稚園教諭）でも別にいいじゃん！」と、面接官に思われてしまいます。
「保育士（幼稚園教諭）として働きたい理由としては・・・」というように、両施設の機能性の違いを理解した上で、具体的に説明する必要があります。保育園と幼稚園の面接で大きく違うポイントはこの質問で、この質問に対する答えによって「この人は本当に保育士（幼稚園教諭）として働きたいんだ・・・」という印象を与えられるか、与えられないのかが決まります。
保育士（幼稚園教諭）を目指した動機を上手く伝える方法
保育士、幼稚園教諭を目指した動機を聞かれて、「子どもと関わる仕事がしたいから」と答える人は落とし穴に引っかかったようなものです。
保育園の面接の場合
保育園の面接の場合は、「なぜ、幼稚園ではなく、保育園で働こうと思ったのか？」という風に聞かれます。
これに対してこう答えます。
「子どもの能力を引き出し、伸ばしていく幼児教育にも興味はありますが、乳幼児期という大切な時期に、子ども達一人ひとりにより添った保育がしたいと考えたからです。」
幼稚園の面接の場合
幼稚園の面接の場合は、「なぜ、保育園ではなく、幼稚園で働こうと思ったのか？」という風に聞かれます。
これに対してこう答えます。
「私は幼児教育に興味があります。幼児教育を通して、子どもたち一人ひとりの個性や可能性を引き出し、それを伸ばしていくお手伝いがしたいと考えたからです。」
このように答える事で、保育園、幼稚園の機能性や、保育と教育の違いを理解した上で選んだという事が伝わります。
面接時の質問は若干異なる
結論から話すと、面接の内容自体は異ならないが、面接時の質問は若干異なります。保育園も幼稚園も、同じ子どもと関わる仕事ではありますが、管轄も違えば保育内容も異なるのです。
保育園と幼稚園の違いとは！？
保育園は「厚生労働省」、幼稚園は「文部科学省」といった「管轄」の違いをはじめ、様々な違いがあります。
「保育園」
- 生活面を中心に指導する
- 0歳から6歳（就学前）の乳幼児を保育する施設
- 保育の時間は8時間以上
- 両親が仕事をしている事が入園の条件（一部例外もある）
「幼稚園」
- 学習面を中心に指導する
- 3歳から6歳（就学前）の幼児を教育する施設
- 保育の時間は、標準4時間以上
- 入園の条件は特にない
大まかな違いとして、このような内容が挙げられます。しかし最近では、保育園でも幼児教育を取り入れたり、幼稚園でも延長保育を取り入れる施設も増えてきています。
「認定こども園」
又、保育園と幼稚園両方の機能を兼ね備えた「認定こども園」という施設も存在します。
まとめ
保育園、幼稚園、互いに子どもと関わる仕事には間違いありませんが、機能性や特色というのは全く異なります。そういった事を理解した上で、保育士（幼稚園教諭）を選んだという事をしっかりとアピール出来れば、面接も怖くはないでしょう。
今回紹介した質問に対する答えは、あくまで「例文」です。
例文を丸暗記するのではなく、あくまで参考にし、自分がなぜ保育士（幼稚園教諭）なりたいのかという熱意や情熱をしっかり伝える事が大切です。
▼幼稚園の先生と保育園の先生の仕事を比較した記事
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