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保育士の転職に有利になる経験と資格は?

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「保育士資格」は国家資格であり、これだけでも保育士として必要な資格と言えます。保育士資格を取得し、保育園で働いていればそれ以上の資格は必要ないと思われがちですが、実はそうではありません。保育士資格以外にも保育士としてのスキルを向上させる資格というのが存在します。

保育士資格とプラスして、そういった資格を取得していると自分のスキルアップだけでなく、「転職」を行う際にも十分な武器となります。

今回は、保育士資格以外で保育士としてのスキルアップや、転職の時に有利になる資格を紹介します。

幼児体育指導者

どこの保育園でも「遊び」や「運動」は取り入れています。保育園によっては専門の体育講師を雇って、跳び箱やマット運動といった専門的な体育を指導する事もあり、そうでない保育園では、保育士が独自で考えたプログラムで体育指導を行ったり、「指導」という概念ではなく、遊びを通して体を動かすなど、様々です。

乳幼児は体の成長・脳の発達が飛躍的に行われる大切な時期

乳幼児という時期は、走る、歩く、飛ぶ、回る、転がるといった様々な動きを通して、体の成長だけでなく、脳の発達が飛躍的に行われる時期です。もちろん遊びの中で成長を促す事もできますが、年齢に応じた、発達に応じた動きを指導する、そのための遊びを取り入れるといった、「専門的な知識」を持つ事はとても重要です。そういった知識を身につけたり、実際に年齢、発達に応じた遊びを提供するプロフェッショナルな資格が「幼児体育指導者」なのです。

筆記試験と実技試験

取得する資格の等級によって料金などは異なりますが、主に筆記試験と実技試験を合格すれば認定証が受け取れます。「幼児体育指導者」の資格を持っていないと働けないという施設はありませんが、保育士がこの資格を持っていれば、運動面に対しての専門的な知識がある人という印象を受けるでしょう。

リトミック指導員

「リトミック」とはピアノの音や音楽に合わせて体を動かす活動で、音楽教育の一つです。リトミックとは聞きなれない言葉ですが、保育士の中では認知度も高く、取り入れている保育園も多いです。

年齢や発達に応じたカリキュラムを組める

しかしリトミック専属の講師を招いて行う保育園はまだまだ少なく、ほとんどがピアノを得意とする保育士がピアノを弾いて、その音楽や音に合わせて体を動かしている程度です。もちろんそれでも子どもの身体的、感覚的な成長の促しにはなりますが、リトミックを専門とする講師や知識のある人であれば、一つひとつの動きにも目的を持って取り組ませたり、年齢や発達に応じたカリキュラムを組む事も可能です。

高い専門性を買われ高い評価を得られる

リトミックは、活動の一つとしてほとんどの保育園が取り入れているので、「リトミック指導員」の資格を有している人は、高い専門性を買われ高い評価を得られるはずです。この資格を有していると、第三者からの評価が高まるだけでなく、もちろん自分の保育のスキルアップにも繋がります。

専門の知識があると、今まで何気なく取り入れていた活動でも導入からこだわったり、子ども達に身につけさせたい、学ばせたいという気持ちも強くなります。

絵本専門士

こちらの資格はかなりマニアックで、資格の存在すら分からないという保育士も多いです。「絵本専門士」は、絵本に関する知識や読み聞かせにおける技能や、感性を備えた絵本の専門性に長けた資格です。

絵本専門士の受講資格

この資格を取得するためには絵本専門士養成講座を受講する必要があり、受講するためには受講資格を満たす必要があります。

  • 子どもや絵本に関連する資格を有する者
  • 絵本に関わる実務について、原則として3年以上の経験を有する者
  • 絵本に関わる活動に携わり、原則として3年以上の経験を有する者
  • 絵本学や児童文学、美術について研究実績を有する者

保育士は受講条件に当てはまる

保育士はこの条件に当てはまるので、保育の実務経験が一定期間ある人であれば、受講ができます。保育士は毎日絵本を読み聞かせ、年齢別に適した絵本なども自然と分かるようになります。なので、この資格はあまり意味ないように思われますが、「専門知識を有している」という評価を受けやすいでしょう。

まとめ

保育士資格は保育士としての働くための最低限の資格で、もちろんこれ以上の資格を必要とする事はありません。

しかし、保育士としての働いていると色々な場面で、様々な専門知識が必要になる事が多く、学んで追求していくことで「資格」として、自分の学びを形にする事ができます。「資格」という学びの形があれば、もちろん第三者からの評価は高くなり、転職の際にも大きな武器となります。

「自分は○○のことに関しては自信があります!」と大声で伝えられても、その人の学びなんて面接官には分かりません。大きな声で自分の努力を語る人よりも、何も言わずとも「資格」として学びの形がある方がより相手には伝わります。

保育士の業務と結びつく資格は多数存在するので、まずは自分の興味のある事から学びを深め、最終的に資格取得という形に持っていけると良いでしょう。