転職を考えたり、退職する理由は人それぞれですが、理由によっては「今すぐに退職した方が良い」という場面もあれば、「こんな理由で今退職するの！？」と思われる場面もあります。
今回は保育士が転職をする時期によって生じる問題や、ベストなタイミングなどを紹介します。保育士の転職はOLやサラリーマンと違って、最悪な時期がありますので、この記事でしっかり勉強しましょう！
転職したいけど、退職っていつでもできる？
退職を行うベストなタイミングの紹介の前に、「そもそも仕事っていつでも辞められるものなの？」と疑問を抱いている方もいると思うので、少しだけ法律の話をします。
保育園との契約期間
保育士として保育園で働く際、その保育園と雇用契約を結びます。この雇用契約の中に、「契約期間」があればその期間を満了するまでは中途解約する事ができず、契約期間が定められていなければいつでも雇用契約を「解約」つまり、退職する事ができるのです。
法律的には「即日退職」はできない
しかし、いくら「いつでもOK」と言っても「即日退職」という事はできません。これが法律で定められているルールで、退職の申し出は、退職日の14日前までに行う必要があるのです。
これから紹介する保育士のベストな退職のタイミングや、退職の時期によって生じる問題は、契約期間も定められておらず、しっかり14日前には退職の申し出を行う事を前提に紹介します。
保育士が転職するタイミングとしてベストな時期は！？
転職にあたり、退職のベストなタイミングは「3月」でしょう。保育士の業務や、保育園の行事の流れというのはどの保育園も大きく変わる事はありません。
1年の保育満了で「円満退職」が可能
4月の入園式に始まり、9月～10月には運動会、12月～2月には発表会、3月には卒園式、といった流れで、この間に細かい行事が入ります。
子ども達と信頼関係を深め、3月の卒園や進級するクラスに向けて1年間保育を行います。この1年の保育をしっかりと満了し、次年度への引き継ぎまでしっかりと行えると誰も困ることもなく、「円満退職」となります。
12月や1月頃に面談
また、ほとんどの保育園では12月や1月頃になると、園長や理事長との面談が設けられます。この面談では1年間の振り返りや反省、そして次年度に向けての抱負や受け持ちたいクラスの意思確認などを行います。この面談の時に退職の意思を伝えると、園は次年度に向けて必要な保育士確保に動きます。
円満退職を諦めれば好きな時期に転職できる
退職の理由は人それぞれなので、絶対に「ダメ」とは言えませんが、やはり保育園（経営者）として退職されては困るのは「4月～10月」という時期で、いわゆる「年度の前半」です。
10月以降の退職は、年度初めに比べると保育士の動きが固まってきたり、子ども達も生活の流れを掴んでいるので、保育士一人ひとりに対しての負担というのはそんなに重たくはないでしょう。でも、年度途中なので引き止めにあったり、嫌な顔されるのは覚悟が必要かも。
年度途中で退職する保育士に問題あるわけじゃない
年度途中に退職されて困る保育園があれば、年度途中に採用したい保育園もあります。転職先選びさえ間違わなければ、歓迎されます。
むしろ、年度途中に退職者を出す経営の方が、いろいろ見直すべきところがあると私は思いますね。年度途中に辞めることで子供達、他の先生などみんなに迷惑をかけてしまうことはみんなも分かってますよね。それでも辞めたいんだから、よほどの覚悟なわけです。
とはいっても、保育士は3月退職以外は円満退職できないと思った方が良いでしょう。円満退職がしたいなら4月入職で転職活動しましょう。
年度途中の転職には保育士バンク！
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年度途中の転職は、保育士転職サイトが必須です。求人を紹介するだけでなく、退職時に引き止めにあった時の対処法、転職先への面接日の調整、なぜ年度途中に辞めたのか聞かれた時の答え方を教えてくれるので、あなたにとって年度途中の転職のマイナスなイメージを消し去った転職ができるので、試してみてください！
まとめ
保育士の転職時期は3月が最適です。3月以外の時期の転職は退職するのが少しめんどくさいかも知れません。保育士転職サイトを使って、少しでも温和に退職できるように相談にのってもらいましょう。
1度辞めたい、転職したいと思ったら、無理に続けるか、転職するしか道は2つに1つです。経営陣は自分のことを棚にあげて引き止めたり、文句いってきますが、「本当すみません」って頭下げて温和に辞める道をすすんだ方が、明るい未来を切り開けます。
今の保育園で我慢してメンタルやられても、園長も主任も誰も責任はとってくれません。それに、保育園なんていくらでもあるんだからね！