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保育士の転職の志望理由

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保育士は「子どもの成長を間近に感じられる」「やりがいがある」などの理由から人気の高い職種の一つですが、一方「給与が安い」「人間関係」「仕事の負担が大きい」などの理由から、退職や転職者が毎年多く出ることも多く、「保育士不足」が社会的な問題となっています。

「働きやすい環境」を探すために転職をするということは決して悪いことではありませんが、転職を成功させるためには事前の準備も必要です。

今回は、保育士が転職を考える理由や、転職時に面接でかならず聞かれる「なぜ転職しようと思ったのか?」という質問に対して、どのように答えたら良いのかを紹介します。

「転職の志望」と「退職の理由」は表裏一体!

転職を行うということは必ず今の職場を「退職」しなければなりません。「なんとなく職場を変えたい」という理由の人もいるかもしれませんが、ほとんどの人に退職する理由というのがあります。

例えば

例えば「今の保育園は給給与が安い」「自宅から遠い」といった理由も、保育士が退職を考える理由として多い内容です。こういった理由で現在勤めている保育園を退職する保育士が転職を考えるなら、「今より給与が良い」「自宅から近い」ということが、転職の志望に入ってくるはずです。

給与が安い、自宅から遠い保育園に不満を感じているのに、転職先に同じような条件の保育園を選ぶことはあり得ません。転職の志望動機というのは、退職の理由と繋がるのです。

転職の志望動機を聞かれた時に、気をつける事とは

転職先の面接では、転職の志望動機や以前の職場を退職した理由は必ず聞かれる内容です。先ほどの「給与が安い」「自宅から遠い」という理由で退職を考えた人で話します。「以前の保育園は給料が安く、自宅からも遠いので退職を決めました。それに比べ、給料も良く自宅からも近いという点で貴園に魅力を感じました」と面接で話すと、相手はどう感じるでしょうか!?

マイナスなイメージを与えてしまう

「お金の事しか考えていない」「ちょっとした理由ですぐに辞めてしまう人」という、マイナスなイメージを与えてしまいます。退職の理由というのはほとんどが「ネガティブ」な内容です。これは決して悪いことではなく、同じ保育業界に勤める人であれば、保育園で働く上で感じる「マイナス面」は十分理解しています。

ネガティブな理由をポジティブに変換する時の注意点

しかし、ネガティブな理由をストレートに伝えてしまうと確実にマイナスなイメージを植えつけてしまいます。このネガティブな理由をポジティブに変換する必要があります。

あくまで「ポジティブに変換する」なので、嘘の理由を話すことだけは絶対に止めましょう。その場しのぎの嘘の理由というのは面接中の話のつじつまが合わなくなったり、採用が決まったとしても、働き方を見て嘘というのはばれてしまうので、気をつけましょう。

ネガティブな理由をポジティブに変換する例文

保育士が退職を考える理由として多いのは「給与面」「人間関係」「仕事量の多さ」です。この理由で退職し、転職を考えた時の志望動機をポジティブに変換する方法を紹介します。

給与面が理由で退職した場合

「給料が安かったから」という理由をストレートに話すと「お金の事しか考えていない」という印象になってしまいます。給与面をポジティブに変換するポイントは「仕事に対する評価を得たい」という内容に変えることです。

給与面が理由で退職した場合の例

例文としては・・・
「貴園の昇給制度などには、保育士一人ひとりの力量に対して適切な評価を下している印象を受けます。自分の保育士としての力量を知り、自分の保育を深めていけると感じました。」

このように話すと、まず「お金のことだけ」という印象にはなりません。園の特徴を知っていることや、保育に向き合う真剣な姿勢などもアピールすることができます。

人間関係が理由で退職した場合

「人間関係が悪かった」事をストレートに話すと、以前働いていた保育園が悪かった「コミュニケーション能力に欠ける」というマイナスな印象を与えてしまいます。人間関係をポジティブに変換するポイントは「チームワークを大切に」という内容に変えることです。

人間関係が理由で退職した場合の例

例文としては・・・
「以前職場見学に訪れた際、保育士一人ひとりの活き活きとした表情が印象的でした。チームワークを深め、意見を言い合える雰囲気を作り、保育の質を高めていきたいと思います。」

転職の志望動機をこのように話すと、保育士同士の関わりを大切にいている人、向上心のある人、職場の雰囲気を良くする人、という印象を与えることができます。

仕事量の多さが理由で退職した場合

保育士の業務は膨大で、勤務時間内に業務を終えられないことも多いです。「残業が多くて」とストレートに話すと、「残業を嫌がる人」と思われてしまいます。もちろん残業を好む人はいませんし、雇う人も極力残業なんてさせたくありませんが、行事前や忙しい時期になると多少の残業というのは仕方ないというのも事実です。

仕事量の多さが理由で退職した場合の例

例文としては・・・「残業するということに関しては悪いとは思いませんが、仕事を効率よく進めていくことを職員一人ひとりと考え、実践していくことで過度な残業は無くせると思っています。」

雇う側は保育園に貢献してくれる保育士を求めています。このように転職志望を伝えることで、園全体の仕事を効率よくするために考えてくれる人材、という非常に良い印象を与えられます。又、どんなに効率よく仕事を進めても多少の残業は仕方がないので、「残業するということに関しては悪いとは思いません」と付け加えると良いでしょう。

まとめ

保育士の転職の志望動機と、退職の理由は繋がります。退職の理由というのはネガティブな内容が多いので、面接時にストレートに表現することはマイナスなイメージを植えつけるだけなので、よくありません。

このネガティブな理由を、ポジティブな内容に変換することが重要で、こうする事でマイナスなイメージを一気にプラスなイメージにすることができます。退職の理由、転職の志望動機がマイナスな内容でも決して悪いことではありません。「働きやすい環境」を探す、「自分を高める」ためには、転職という選択も出てきます。このマイナスな内容をプラスに捉えてもらうことも、保育士として必要なスキルと言えるでしょう。