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【こんなところに注意!】気を付けるべき園内での事故&事故防止法は?

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今朝、保育園のプールで女児が死亡するという痛ましいニュースが入ってきました。24日午後、さいたま市の保育園のプール内でうつぶせに浮いている女の子の姿を保育士が発見。プールでは3歳~5歳の園児達19人を2人の保育士で監視し、一人の園児が溺れた女の子を見つけ大声を出した事で発見されたそうです。

プールは70~95cmの深さがあり、監視態勢に問題がなかったかを調べています。プールの死亡事故は毎年あり、わが子が亡くなった保護者の方の気持ちを考えると・・・いたたまれないです。このような事故があると保育士不足問題もより深刻になります。

プールの事故はまず一緒にいる大人が目を話さないことが第一で、プール内でどのように過ごせばよいか、あらかじめ子どもに指導し、理解させておくことが必要でしょう。 

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子どもの事故はプールだけではなく。園内にもあります。 実は園内には、大人が気づかないような危険がいっぱい…。毎日過ごす場所なので、子どもがのびのび遊びながらも、大きなケガをしないように、保育士は常に園内の危険を予測し、事故防止対策をしなければなりません。

園内にひそむ危険

子どもは狭いところが大好き。たまたま棚の中に物が入っていないことがあると一生懸命によじ登り、入ってしまいます。もちろんそれも子どもにとっては楽しい遊びなのですが、棚の板が抜けてしまったり、頭を打ってしまったりと考えられる事故はたくさんあります。棚は入るところではないことを言葉で伝え、代わりにダンボールで狭いトンネルを作ってあげるなど、他の遊びに目を向けられるように工夫しましょう。

また、子どもは大人が持っているもの、棚の上に置いてあるものがとても気になっています。

例えば、壁面づくりや政策などで使ったハサミなどを「後で片付けよう」と、子どもが届かないであろう棚の上に一時的に置いてしまうことはありませんか?子どもは、大人が予想しないような方法でそのものを取ろうとします。あるいは、ものが落下してしまう恐れもあります。大人が使うものは、必ずロック付きの棚にすぐにしまうということを心がけましょう。

ヒヤリハットマップを常に更新し続けましょう

保育士が日々の保育の中で「ヒヤリ・ハットした経験」をもとに、園内の危険場所を考えて地図に表示して、保育士同士共有しましょう。これは、1度作れば良いというものではありません。危険箇所を見つけるたびに更新し続ける必要があります。子どものケガがないよう、保育士は常に「危険探し」の眼を持っていなければなりません。

おすすめの事後防止グッズ

危険箇所を見つけたら、事故対策をしていきましょう。100円ショップやホームセンターには、子どものための安全グッズがたくさん売っています。

例えば、ハイハイや、歩き始めの子どもが転んだ時に、棚の角に頭をぶつけないように、「コーナー安全カバー」や「コーナークッションテープ」を使用しましょう。

クッション材の裏に強力両面テープを貼り、角に付けるだけという簡単な作業で、多くのケガを未然に防ぐことができます。

また、子どもは棚の開閉が大好き。ボタン式ロックが付いていても、日々大人が開閉するのを見て学び、勝手に開けてしまいます。開閉の際に指を挟んでしまうなど、こちらも危険がたくさんあります。そのため「開き戸ロック」や「扉ストッパー」を使い、子どもが勝手に開閉することがないように対策を行いましょう。

まとめ

子どもが安全にのびのび楽しく遊ぶことができる園内づくりも、保育士の大事な仕事の1つです。防ぎようのない事故もありますが、日ごろから気をつけることで子ども達が楽しい園生活を過ごせます。そのためにも保育士一人ひとりが配慮して動いていく必要がありそうです。