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子どもにだって負けたくない!保育士が本気になる瞬間!

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保育士の仕事は子どもと関わる事で、その中には「子どもに自信をつけさせる」事も重要な仕事の一つです。大体の保育士が勝負事で手を抜いて負けて、子どもに自信をつけさせるという方法をとりますが、私は違います(笑)私は保育士を「子どもにだって負けたくない!」という気持ちを持って11年続けてきました(笑)

それは、「先生みたいになりたい」という気持ちを抱かせたり、反骨心を芽生えさせ、そこから向上心に繋げるという意味合いもあります。

今回は、私が5歳児相手にガチで本気を出した勝負を紹介します。

先生に勝てると思うなよ!リレー対決

運動会のプログラム最後には年長児のリレーが毎年組まれていました。リレーの練習はもちろん、子ども達が2チームになって行いますが、中にはリレーに飽きる子がいたり、最後まで一生懸命走らない子も出てきます。

私一人対子ども18人の対決

そんな時、私は子ども達にリレー対決を申し出ます(笑)年長児は私が一人担任を務めていたので、私一人対子ども18人の対決です!1周200m程のトラックを一人で18周、ガチで走ります。意外とかなりしんどくて、終盤はもつれてしまいます(笑)

団結力を引き出す

私に勝ちたいと思った時の子ども達の団結力は凄く、手を抜いていた子、リレーに飽きた子も目の色変えて一生懸命走ります。この団結力を引き出したくて私は一人で200m×18を必死に走るのです(笑)

オセロ対決!

私は年長児に毎年「オセロ」を教えます。初めの頃はルールを覚えるので必死で、私対子どもでルールを教えながら行います。ルールを覚えた子が友達に教え、その後は子ども同士で楽しみ、この頃から「角を取った方が有利」といった、ちょっとした戦法も教え込みます。子どもと何度か手合わせをすると、少しずつ手を考えている様子や、相手の手を読もうとしている姿も見られます。

自宅でも練習

するとある日、一人の子が「絶対に先生に勝つ」と言い、自宅でもオセロを練習するようになりました。もちろん私は負ける気は全くなく、毎日のように勝ち続けていると、おたより帳に「毎晩オセロをやっていますが、お母さんもお父さんも負けてしまいました。○○は、大喜びですよ!」と書かれていました。

向上心

子どもが親に何かで勝つというのはとても嬉しい事で、自信にも繋がります。私がもし手を抜いてこの子に負けていたら、この子の向上心はそこで止まっていたでしょう。私が勝ち続けてきたからこそ、「先生に勝ちたい」という向上心が絶えず、親にまで勝つまでの力をつけたのです。余談ですが、卒園間近の日に私は全力でやったにも関わらず、その子に負けてしまいました(笑)

超過酷!ドッヂボール対決

こちらも年長児での出来事。子ども達にドッヂボールを教える時の導入として、直径3〜4m程の円の中に内野が入り、外野がその円の外からボールを投げるというゲームを取り入れます。このゲームを通して、ボールを当てる、当たらないように逃げる、ボールを取るという事を覚えます。

私一人が外野で、子ども18人全員が内野

私は大人しく審判をしていれば良いのですが、ここでも血が騒ぎます(笑)私一人が外野で、子ども18人全員が内野というルールで行います。もちろん本気でやりますが、投げたボールを避けられたり外れたりすると、そのボールを取りに行くのも全て私です。かなりしんどいです(笑)そして私が一人内野で、子ども全員が外野というパターンでも行います。

子ども達の一致団結

このパターンになると、やはり普段バラバラな子ども達も一致団結します。「絶対に先生に当てよう」という気持ちから、「○○君はこっちに立って」「○○君はここにボールが来たら当ててよ!」と、教えてもいないのに子ども達同士で作戦を考えるのです。私はこの姿が見たくて、あえて過酷な一人ドッヂボールを行うのです(笑)

まとめ

勝負事であえて負けて、自信をつけさせるというのはとても大切な事です。

しかし、そればっかりだと子どもの中では「勝って当たり前」「勝てないから諦める」という気持ちも芽生えてしまいます。毎回全力で挑むのは体力的にも大変なので、要所で全力を出し、「大人の力」を見せる事も必要なのです。

「向上心」や「忍耐力」「諦めない心」というのは、全力の保育士の姿から学ぶものなのです。