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英語教育を取り入れている幼稚園で働く保育士は英語話せるの?

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保育士や幼稚園の先生は憧れの職業として人気が高いです。しかし、現実問題としては「ピアノが苦手」「作り物が苦手」という理由で挫折する人も多いです。

そんな中、教育を重視する幼稚園の中には「英語教育」を取り入れる園も増えてきています。ピアノも弾いて、作り物といった細かい作業も行なって、更に「英語も話す」となると、かなりハードルの高い職業のように聞こえてきます。これから幼稚園教諭を目指す人は英語も話せないといけないのでしょうか!?

今回は幼稚園における、英語教育について紹介します。

なぜ幼稚園で英語教育を行うのか!?

「子どもの時は目一杯遊びなさい!」という時代から今は、「早期教育」という言葉を良く耳にするようになりました。そして幼稚園では、音楽教育、文字指導、プリント学習など様々なカリキュラムを取り入れている園が増えてきています。

そんな中、「英語教育」にも注目が集まっています。なぜ幼稚園で英語教育かと言うと、教育が国際化していて、小学校から英語が教科に加わったからです。「幼稚園児に英語なんて早いでしょ!」という意見もありますが、幼稚園における英語教育とはどういったものなのでしょうか!?

幼稚園ではどのように英語教育を行っているのか!?

まず理解して頂きたいのが、幼稚園で行う英語教育は「教える」ではなく、「英語に親しみを持つ」という事です。どうしても「教育」と名前がつくと、「指導」という捉え方をしてしまいますが、さすがに幼稚園児に英語を教え込むなんて事は行いません。殆どの幼稚園ではネイティブによる英語教育を取り入れており、英語の時間には外国の先生が来てくれます。

教育内容としては、歌や踊り、フラッシュカードや日常会話といった簡単なやり取りを行う程度です。子どもたちが外国の言葉や文化に触れる機会を設け、そこから興味を引き出していくというのがねらいです。

もちろん子どもの凄いところは、耳から聞いた言葉をしっかりと覚えてしまう所です。本場の外国語を聞くことで自然と発音を真似たり、教えてもいないのになんとなく先生の話している意味が分かってくるのです。

保育士は英語を話せないといけないのか!?

結論から話すと、保育士は英語を話せなくても全然大丈夫です。

やはり英語よりも、ピアノが弾ける、その園の方針を理解出来るかという点が必要になります。幼稚園が英語教育を取り入れていると言っても、普段の会話を英語にするという事はありません。基本的に英語の時間が設定されており、その時間にはネイティブの先生を招きます。

保育士に求められるのは、ネイティブの先生と子ども達の間に入り、「通訳」を行う事です。ネイティブの先生は日本語を話せない人も多く、子どもの質問などを先生が通訳して伝える、又は、ネイティブの先生が話している事を、子ども達に通訳して伝える程度です。

私の勤めている保育園でも英語教育を取り入れており、ネイティブの先生が来てくれます。私は全くと言っていい程英語は話せませんが、身振り手振りを加えて何とか授業を成立させています(笑)私が一生懸命伝える姿を見た子ども達も、一生懸命先生に伝えようとします。このような姿を見せる事も大切な指導なのです。

まとめ

幼稚園教諭を目指す方、安心してください。英語は話せなくても大丈夫です。

ですが、話せて損はありません。担任の先生が英語を話せるともちろん英語の時間はスムーズに進みますし、子どもの吸収力にも差が出るでしょう。

しかし、大切なのは「指導する」ではなく、「楽しむ、親しみを持つ」という事です。それをしっかりと頭に入れて保育を行えば、英語の時間も楽しくなります!