だいたい1歳半頃になると、保護者との会話の中で「トイレトレーニングはいつから始めればいいですか?」という質問を受けることが増えてくると思います。
トイレトレーニングを始める時期も、方法も、完全にできるようになるまでの期間も、個人差があります。
そこで、保育士はしっかりと子どもの発達を観察し、その子に合わせたトレーニング方法を見つけ出す必要があります。保育士の援助方法をご紹介したいと思います!
トイレトレーニングスタートに向けての準備をする
個人差はありますが、トイレトレーニングを視野に入れ始めるのは 1歳後半ぐらいだと思います。
目安は
よく目安として挙げられるのが、
「おしっこの感覚が2時間以上あくこと」
「大人の問いかけに言葉で答えられること」
「自分の気持ちを伝えられること」
などです。「来月ぐらいから始めてもいいかも…」と判断したら、まずは普段のオムツ替えの際の声かけなども、トレーニングに向けて変えていく必要があります。
声かけ
例えば、トイレに座るお兄さんお姉さんを見て、「すごいね」「自分で座ってえらいね」などと、一緒にお話して、トイレが楽しいと思わせることも大切です。
▼トイレトレーニングが始まる1歳児の特徴と上手な育てって?
子どもへの関わり方
トイレを怖いと思ってしまっている子どもも少なくありません。そこで、 安心させてあげる声かけや、トイレを楽しいと思えるような工夫が必要になります。
トイレに座るたのしみを作る
例えば、トイレに座ったら一緒に10数えたり、歌を歌ったり。排泄の有無は置いておき、まずはトイレに座るたのしみを作ってあげましょう。
また、トイレに行きたくなるように、子どもたちの好きな壁面を飾っておくことも効果的です。
パンツでお昼寝させてみる
また、お昼寝中などにパンツで寝ることにチャレンジをすると、最初はおもらしをしてしまうことがあると思います。その時は、叱ったりせず、優しく対応してあげることが大切です。
保護者との連携が必須!
トイレトレーニングは、保育園でのみやるものではありません。
仕事が忙しい保護者は特に、家での時間的、そして精神的な余裕があるかを確認し、 園でのトレーニング方法と状況を日々伝えながら、家庭でも取り組んでもらえるように声かけをしましょう。
パンツは子どもと一緒に選ぶ
また、パンツ購入の際は、必ず子どもと一緒に選んでほしいということをお伝えしましょう。
自分が好きで選んだパンツは、自ら履きたいという気持ちになり、パンツを履く喜びを感じることができるからです。これも、トレーニングにおける大事な点になります。
まとめ
トイレトレーニングは、長い目で見て、その子に合った方法を見つけて取り組んでいくことが重要です。家庭と連携しながら、根気強く関わっていきましょう。