今回は「保育士のいじめ」について話していきたいと思います。保育士の世界にも「いじめ」は存在し、それが原因で退職する保育士も多々います。ただでさえ、保育士不足で頭を抱えている世の中なのに、本当に困った話です。
なぜいじめるのか?そのいじめから抜け出す方法はないのか?考えていきたいと思います。
いじめから抜け出す為には
私は主任保育士をしているので、もしいじめがあった時には一番に気づき、早期に対応をしなければならない立場にいます。
その立場から話すと、もちろんいじめはあってほしくありませんが、万が一、いじめがある場合には徹底的に洗い出したいと思っています。
もし、いじめを受けていて悩んでいる保育士がいれば、やる事としては、
- 日記をつける(いつ、どのような内容か、何をされたか、何を言われたかをはっきりと記載しておく)
- レコーダーなどで、証拠を押さえる(暴言を吐かれて精神的に参っている状態までいけば、ここまでやる必要があると思います。)
- 上司に相談(これはかなり勇気のいる事だと思いますが、日記や、レコーダーといった証拠があれば、あなたの事をしっかりと守ることが出来ます)
でも、いじめてくる人や保育園と戦うのはメンタルがきついですよね。もう、関わりたくない。ただそれだけだと思います。だから転職するのがもっとも良い方法です。
これは「いじめ」なの?
まず、実態が把握しずらくて、厄介なのが「いじめ」です。なので私は、保育士の世界での「いじめ」をこう考えます。
- どんなに頑張っても、成果をあげても褒められない、認めてもらえない
- 仕事に対して、褒めることよりも、ダメだしが多い
- 常に命令口調で指示されている
この3つが目立つ時に「いじめ」を疑うし、当の本人も「いじめられている?」と疑念をいだくでしょう。
「いじめている」という感覚を持っていない
しかし、先輩からすると「私達も通ってきた道」という考えで、「いじめている」という感覚は抱いていない事が多いのです。
女性社会ならではのいじめ
新米の男性保育士がよく受ける「いじめ」です。
- 重い荷物を持たされる
- 重労働を全て任される
「男なんだから当然でしょ!」という感覚で、任されっぱなしにされる「いじめ」です。もちろん男性なので、率先して力仕事を行うのは常識の範囲で言うと当然でしょう。
「当たり前の光景」にしか見えない
しかし、当たり前のように全て投げ出されるのは話が違ってきます。これも周囲からすると「当たり前の光景」にしか見えず、いじめとして確信が得にくいのです。
どうしていじめが起こるの?
よく言われるのが、「私達も通ってきた道」という理由で、自分がやられてきたことをそのままやってしまう。いわゆる「負の連鎖」です。こういった場合、先輩達には「いじめているという感覚はない」事が多いのです。
ターゲットにされる人の特徴
又、本当に「いじめ」という感覚を持っている人は、物腰が柔らかく、自分の意見をなかなか言えなさそうな人や、何でも「はい!」と答える人をターゲットにしやすいので、優しさが時には損をする場合もあるので、十分気をつけましょう。
まとめ
「いじめ」や「パワハラ」は難しい問題で、「現行犯」でなければ、確信が持てない、それが一番の問題だと感じます。
加害者は「いじめているつもりはない」でも、被害者は苦痛にあっている、これを「いじめ」と確信させる為には、やはり現場を押さえる方法しかありません。かなり厄介な問題です。
いじめはあってはいけない事ですが、実際には尽きることのない問題です。もし身近に「いじめ」を感じたときには、早期発見、早期対応を心がけると良いかと思います。
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