保育士が辞めると保育園に言うと、必ず引きとめがあります。それも、長らく引き止められて、1ヶ月…3ヶ月…次の保育士が入ってくるまでなんて、だらだらと働くなんてことはざらです。体力も精神力も限界ですよね。
ここでは、長く引き止めれないように、退職は誰に言うか、辞める言い方であったり、辞める理由についてとことん解説していきます。
- 自己都合がベストな辞める理由
- 誰に言う?
- 【言い方】職場の悪口や不満は絶対に口にしない
- 保育士としてのスキルアップも辞める理由になる
- 退職する2~3ヶ月前に意思を伝える
- 引き継ぎではできるだけ誠意を見せる
- 職場を辞めた後も悪口は言わない
- まとめ
自己都合がベストな辞める理由
職場を辞めるためにもっとも無難な理由や辞め方は「自己都合」です。
親の介護のため、体調が悪く仕事ができない、引っ越しをする、結婚など、家庭や自分の都合で辞めると言えば引き止めにくくなりますし、周囲とも波風が立たないので比較的綺麗に退職できます。
誰に言う?
退職時はまずは直属の上司に言うのが通常。補助の保育士であれば、担任。担任の先生であれば主任。主任であれば園長ということになります。
ただ、直属の上司だけに退職したいと申し出てもその先生で止まってしまうこともあります。できれば、直属の上司と主任に2人に時間を取ってもらい、同時に辞めたい旨を伝えるのがよいと思います。
【言い方】職場の悪口や不満は絶対に口にしない
職場を退職したいと決意した裏には、職場の人間関係の悪さや給与の低さなどがあるかもしれません。けれど退職を決めたのなら、同僚の前で職場の悪口や不平不満は厳禁です。
退職時期を明確に
退職時期をはっきりと伝えることも大切。辞めたいだけを伝えると、ただの相談で終わってしまいます。ほだされて、頑張ろう!と継続して働くことにもなりかねません。
2~3ヵ月後を目安に退職時期を伝えるとよいと思います。すぐ辞めたいという気持ちも十分分かりますが、突然辞めてしまったら保育園にも園児にも保護者にも迷惑がかかります。社会人として、最低でも2ヶ月以上はあけましょう。
気持ちよく辞めるために
辞める直前に不満を言ってしまうと、不満で職場を辞めるのだと理解され、あまり良い気持ちで送り出してもらえません。退職の意思を伝える前もその後も、職場の悪口は厳禁。悪口を言えば結局自分に返ってきます。
保育士としてのスキルアップも辞める理由になる
保育士はキャリアアップやスキルアップが難しい仕事と言われています。
保育士のポストは主任や園長くらいで、それ以外にポストがありません。
前向きな退職理由は○
スキルアップしにくい環境ですが、企業内保育士や病院の院内保育士として働く道もありますし、企業内保育士は高い給与が見込める職場もあります。
主任保育士など管理職を募集する保育園もあるため、主任を目指して転職したいという理由も悪くありません。
退職する2~3ヶ月前に意思を伝える
退職理由はなんであれ、辞めると決めた以上は決断を曲げないこと。基本的には退職の1ヶ月前に上司に意向を伝えるのが基本ですが、園児の保育を任されている立場上2~3ヶ月前から余裕をもって引き継ぎを開始したいものです。
突然「明日辞めます」と言って逃げるような辞め方はNGです。
突然の退職はマナー違反
人手不足の保育園では、つぎの保育士が見つからないと退職しにくいという事情もあります。感情に任せて辞めるのではなく計画的な退職を心がけると良いですね。
引き継ぎではできるだけ誠意を見せる
仕事の引き継ぎは、できるだけ丁寧に誠意をもって対応するのが基本。場合によってはマニュアルを作ったり、どの場所にどのような書類が入っているか、仕事の手順をメモ書きして残すなどすると丁寧です。
他の保育士に迷惑をかけない
できるだけ次の担当者に仕事の内容をしっかり覚えてもらうためにも、直前になっての退職は避けるのが基本。とくに転職して別の保育園で仕事をする場合、周囲からの評価がとても大事になります。人に迷惑をかける辞め方は避けてください。
職場を辞めた後も悪口は言わない
職場を辞めた後も、同僚や仕事に対する不満は口にしないように。どのような形で伝わるかわかりません。
転職が成功することに繋がる
転職した場合、同じ保育園というカテゴリーの中で働く以上は誰かがどこかでつながっている可能性大です。
働く地域が大きく変わるのではない限り、前職の悪口は禁物。悪口や不平不満よりも、前向きで明るい話題を口にする方が印象も良くなります。転職する際もきっとうまくいきやすいでしょう。
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まとめ
保育園をできるだけ穏便に退職するための方法をまとめてみました。できるだけ本音を隠し、周囲に気遣いながら退職するのがコツです。不平不満や悪口は広がりやすいので、転職後のことを考えてできるだけ職場の悪口は控えましょう。
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