10月22日に第48回衆院選が行われましたが、自民党が単独過半数の議席を獲得して圧勝だったようですね。個人的に、小池氏が立ち上げた希望の党があまり票数を集められなかった事が印象的です。 さて、今回の衆院選は自民党に決まったということで、教育の無償化が本格的になって来ました。
▼いまさら聞けない!教育の無償化ってなに?
阿部さんが発表した「今後の無償化計画」まとめ
無償化の時期については、「2019年度予算において5歳児からの無償化をスタートし、20年度予算で3~5歳児に対して無償化を行っていく」と発表しています。 また20年度までに32万人分の受け皿整備を目指す待機児童対策についても「消費税引き上げと関わりなく、前倒しで進める」と語りました。
幼児教育無償化、19年度から=安倍首相【17衆院選】:時事ドットコム
まとめてみると阿部さんの予想では今後、
【2019年】
- 5歳児からの無償化スタート
【2020年】
- 3~5歳児の無償化スタート
- 32万人分の受け皿整備
となるわけです。果たして本当に計画通りうまくいくのでしょうか?
▼無償化とは別に、待機児童対策で32万人分の受け皿の確保も計画中です。
▼自民党公式ツイッターでも無償化について発表
【幼児教育、無償化へ】
— 自民党広報 (@jimin_koho) 2017年10月17日
未来を担う子供達に保育・教育の無償化を実現します。
幼児教育無償化を一気に加速、また真に支援が必要な低所得家庭の子供達へ給付型奨学金などを大幅増加し、高等教育無償化を図ります。#幼児教育無償化 #給付型奨学金 #政策の自民党 #この国を守り抜く #衆院選 pic.twitter.com/qR4iH9MOc6
無償化を受けて国民の反応
幼児教育無償化より、子供を預けなくても暮らしていけるような経済環境にしてほしい(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
— きいろまん (@mame_tararan) 2017年10月24日
少子化対策で教育無償化は子供を持つ家庭にはいいけど、消費税増税になって国民年金暮らしの高齢者には負担がかかるなぁ。
— 豊中 蛍池 白髪染め 弱酸性 オータニ (@5180sofyk) 2017年10月24日
教育無償化は有り難いよ。しかしお年寄りのサポート対策も頼みたい。うちの両親はたまたま施設に入れたけど、施設に入れなくて苦しんでる家族たくさんいるし。自宅介護とかマジ苦痛だから。
— 彷徨うヨロイ (@Ryokotan_tenor) 2017年10月24日
待機児童問題が解消されない中の先日の選挙。
— めぐぴん (@megupinT) 2017年10月24日
幼児教育無償化とか待機児童解消とか、いろいろ言ってて、それは大事!と思うけれど、現場で働く保育士や幼稚園教諭の待遇も、本当に考えて欲しい!と切に願います。
教育無償化のために消費増税に賛成しろという安倍首相。冗談ではない。世論が動かしてきた35人学級は小2どまり、高校無償化も所得制限を導入、5年で600億円も教育予算を奪い、OECD諸国で最下位に押し下げたのは誰か。安倍自公政権ではないか。新たな負担で国民に責任転嫁とは盗人猛々しい。
— 山添 拓 (@pioneertaku84) 2017年10月20日
https://t.co/jsHGjEO1qn
— 伊勢 剛 (@isetsuyoshi) 2017年10月24日
憲法学者の南野森さんの指摘→「安倍首相の改憲論は、とにかく変えられるなら何でもいいからどこか変えたいという感じだ。維新がのるなら教育無償化でもいい、あるいは最近なら参議院の選挙区の合区。とにかく口を開けば、改憲条項が変わる」
批判的な意見が多い
「教育の無償化をやる前にやることがある」
「色々とごまかすために教育の無償化を挙げているだけじゃない?」
と言ったような意見や批判的な意見が相変わらず多いです。また、無償化されるのは良いけど、老人や働く保育士にはメリットが全くないという意見も多く見られました。
大阪では教育無償化が始まってた…それって本当?
「大阪では4・5歳から高校まで(私立を含めた)教育費を無償化している」と日本維新の松井代表が発表したようですが、後から調べたところ全てが無償化されているわけではなったようです。
▼総選挙ファクトチェックの結果
松井一郎様
— あおむらさき (@aomurasaki_ll) 2017年10月12日
『大阪では実質4歳、5歳からの教育費を高校まで私学を含めて無償になっている』
このご発言は【嘘】です。発言の訂正をお願い致します。そして今後、各種嘘をつかないようにお願い致します。
また、今週はまだ1秒も仕事をされていません。仕事をして下さい。#日本維新の会 pic.twitter.com/lOVFHJPpIm
つまりまとめると、大阪の教育無償化の取り組みの現状は
【幼稚園・保育園】
- 無償化は大阪の中でも、大阪市、守口市、門真市(5歳児のみ)の3つだけ
【私立小中学校】
- 特別な取り組みは行わず、国の施策で所得に応じて年間一人当り10万円の補助のみ
【高等学校】
- 公立の生徒は85%で授業料の無償化。また、私立に通う生徒は50%で授業料の無償化
といった状況でした。また無償化をするには、それなりの財力が必要です。大阪には無償化に使うための財力は備わっていなかったため、現実的な意見ではないと判断されてしまいました。
いまだに無償化に対する不信感はおさまらない
私も同じように、無償化をする前に様々な問題があると思っています。消費税増税を教育の無償化にあてると言っていましたが、今赤字のある状態でそんな財源がどこにあるのか?と疑問を持ってしまいます。
まとめ
待機児童対策として32万人の受け皿を作るにも財源はどこか?とにかくお金がそんなにない状況で、何の根拠もなく不透明なまま進んでいるような印象です。今後また自民党が色々な発言をしていくと思いますが、より明確で私達に分かりやすい説明をして欲しいものです。