「自分に合った保育園探し」という点にポイントを当てます。自分が働きやすい保育園は、どんな保育園なのか、見極めるコツを掴みましょう。
保育士の仕事というのは「やりがい」が何よりも大きく、いくら給与が高くても自分のやりたい保育ができなければ長く続かないものです。
「自分に合った保育園」という点を念頭に置き、転職先探しの際には、保育園の方針に共感ができるのか、施設形態、保育内容などを重点的に確認しましょう。
公立保育園か私立保育園か
保育園の施設形態に「公立」と「私立」があります。私立の保育園とは違い、公立保育園は地方公務員として扱われるので、私立に比べてもちろん収入面が安定します。
私立は独自の保育方針を掲げているので、いくつか私立の保育園で勤めても自分の保育観と共感できる保育園がない、という可能性も出てきます。
公立保育園の魅力
それに比べて公立保育園は、私立に比べて行事なども少なく過度な残業などもなく、土日祝日が休日という好条件です。行事に追われることもなく、ゆったりと子ども達と関われるのも公立保育園の魅力の一つでしょう。
「自分に合った保育園」を探す際、公立か私立という選択も頭に入れておくと良いでしょう。
保育士バンク
公立保育園・幼稚園求人多数! ⇒ 保育士バンクの無料会員登録はこちら
どのような保育を行いたいのか
「自分に合った保育園」を探すには、自分がどのような保育を行いたいのかが明確である必要があります。
保育園の仕事内容はほとんど変わらないと話しましたが、取り入れている活動(カリキュラム)は各園、力を入れている内容が異なり、この活動がその園の「特色」とも言えます。
「英語」「体育」「食育」「絵画」「学習面」「音楽」など、幼児教育の内容は多岐に渡ります。
自分の得意分野や保育園の規模
「私は子ども達に○○を指導したい」という得意分野があるのであれば、その得意分野に力を入れている保育園を選ぶと良いでしょう。また、活動面だけでなく保育園の規模も「自分に合った保育園選び」の参考にもなります。
園によっては行事が多く、保育士目線で見ると「忙しい」保育園もあります。もちろん、行事が多いのも子どものことを考えて園が取り入れていることですが、実際にこの忙しさが保育士の首を絞めているという現実もあります。そういった場合は「小規模保育」という選択もできます。
「小規模保育」
小規模保育とは、0歳児~2歳児までの子どもを預かる保育施設で、乳児のみなので行事も少なく、毎日の保育もゆったりと行うことができます。
規模の大きな保育園では肉体的にも精神的にも負担が多い、もっと子どもとゆったりと関わりたいという保育を求めるのであれば、小規模保育という選択も良いでしょう。
小規模保育所は働きやすい!
小規模保育所の中には、ホワイト企業の保育所が多数あります。運営会社がしっかりしているので、給料高め、有給消化率高め、保育士の教育しっかりと働きやすい環境です。ホワイト企業運営の小規模保育は、求人が出るとすぐに埋まってしまいますし、倍率が高いです。
▼小規模保育園で働きいて感じたメリットとデメリットを紹介しています。
倍率の高い園が求める保育士とは?
倍率が高い求人なんて自分は絶対受からない…そう悩む保育士も多いと思います。でも、倍率が高いホワイト企業の採用担当は、決して仕事ができてキャリアがある保育士だけを欲しがっているわけではありません。
むしろ、「人格を重視している」企業の方が多いです。子供が好きで、幼児教育に対する厚い思いがある、そんな保育士の方が求められています。
私立保育園が続々とできる中、親御さんたちも保育園選びに慎重です。保育士が自分の子供のように丁寧に保育してくれるか、愛情を持って保育してくれるか、そういう保育士がいる保育園を選びます。
小規模保育園でもそういった愛情のある保育士を採用したいのです。
倍率の高い園の採用確率アップの鍵は?
つまり、倍率の高い小規模保育へ転職を成功させるためには、いかに自分の人格を売り込むかが大切。履歴書で面接してみたいと思わせる、面接で一緒に働いてもらいたいと思わせることが重要です。
履歴書は目に留まるものを、面接では熱意を伝え忘れないことがキーポイント。
保育士転職サイトでは、履歴書の添削を行ってくれたり、模擬面接を行ってくれます。履歴書を応募した時点で、履歴書では伝えられない保育士の魅力を口頭で伝えてくれます。倍率の高い求人へ応募するなら、保育士転職サイトのサポートを受ける他ないでしょう。→ 保育情報どっとこむ無料の会員登録はこちら
ホームページやパンフレットを見て多くの情報を得る
いくつかの転職先候補が見つかっても、そこが本当に自分に合った保育園かは分かりません。実際に働いてみて「やっぱり違う」と感じることもあるでしょう。そうならない為に、得られる情報はしっかりと得るようにしましょう。
ホームページやパンフレットからわかる情報
その方法として有効なのが、保育園のホームページやパンフレットを参考にすることです。ホームページやパンフレットには保育方針や年間行事予定なども記載されています。この情報でその保育園が行事を多く取り入れているのか、そうでないのかを知ることができます。
ホームページやパンフレットからではわからないこと
しかし、紙面や画面上だけではその保育園の雰囲気というのは分かりません。保育園の見学に出向いたり、合同就職説明会などのイベントに参加する方法も有効です。園の見学に行けば、子どもと触れ合う保育士の姿も見れますし、活動に取り組む子どもの姿を見るだけでも、職場の雰囲気というのは味わえます。
事前の情報収集が重要
また、合同就職説明会では、複数の保育園の情報を一気に得られる機会でもあり、実際にその保育園で働いている保育士の話を聞いたり、質問をすることもできます。自分に合った保育園かどうかは、事前の情報収集なくしては知りえません。
転職サイトを利用し、コンサルタントからアドバイスをもらう
「自分に合う保育園」を探す方法は、自分で行動する以外にもあります。それは保育士専用の「転職サイト」を利用することです。
そこでは保育士事情に詳しく、保育園との繋がりのあるコンサルタントが転職のサポートを行ってくれます。自分が働きたい条件や希望を伝えることで、コンサルタントが希望条件とマッチした保育園を紹介してくれます。
▼転職してよかった!と思える保育園とマッチングしてくれます!
⇒ 保育士バンクの求人紹介はこちら
失敗を防げる
コンサルタントがその保育園のことを調べてくれるので、自分に合った保育園が見つかりやすいのです。自分で求人サイトから見つけた保育園に転職し、その後「思っていたのと違う」という失敗を防げるでしょう。
働き方を考える
転職先を探す時は、このまま正社員で働くのか、育児を優先してパートや派遣で働くのか、その部分を明確にすることも大事です。
もちろん、正社員で働くことの方がメリットはたくさんあります。給料は安定していますし、福利厚生も充実しています。
しかし、子育ての両立を考えている保育士であれば正社員では限界と感じることも多いでしょう。
▼保育士と子育ての両立で悩む保育士向けの記事
まとめ
今の保育士事情は離職率が高く、「保育士不足」が深刻化しています。長く保育士を続けていくためには、やはり「自分に合った保育園探し」が必要不可欠です。
実際に働いてみないと自分に合っているのか、そうでないのかを知ることは難しいですが、事前に情報収集を行ったり、「自分がどのような保育が行いたいのか」を明確にすることで、「自分に合った保育園」は近づいてきます。
転職サイトなども有効活用し、長く楽しく保育士を続けられるようにして下さい。
▼この記事を読んだ方は、下記の記事もおすすめです。