保育士の中には、処遇の低さから「副業」を考える、実際に行うという人も多いです。しかし、勤めている保育園は実際に副業を許可しているのでしょうか！？
もし、副業を許可していないのに副業を行ったらどうなるのでしょうか！？そんな保育士の「副業」の悩みを解決していきます。
基本的に副業は禁止です！
ほとんどの保育園で副業は禁止されています。それには、「本業に支障が出る」「守秘義務」という大きな理由があるからです。
当たり前の事ですが、保育士という体力的、精神的にも負担の大きい仕事を終えた後に、副業を行うとなると、疲労が抜けないまま、翌日保育の仕事に入るという事も考えられます。そうなると、子ども達への安全の確保や、注意が散漫になる事も予想されます。これが副業が禁止される理由でもあります。
「守秘義務」について
又、保育士には「守秘義務」というのが課せられています。これは、子どもの個人情報や、園で共通理解している情報を外部に漏らさないという事です。
子どもの情報が入ったUSBをなくした、自宅で仕事をしようと思い、個人資料を持ち帰った結果、なくしてしまったというニュースも話題になりました。副業を行う事で、個人情報などが漏れてしまうという恐れがあるので、こちらも大きな副業禁止の理由となります。
保育士が副業を行う事は可能です
上記で説明したように、保育園側には大きな理由があり、副業は禁止としていますが、法律的には、会社側は社員に対して「副業全面的禁止」という規則は許されないのです。
就業後というのは、プライベートな時間なので、その時間は何をしても良い時間ではあります。その時間に副業を行うという選択肢も法律上では認められているのです。
「許可制」という規則
副業は禁止としていますが、保育園側の就業規則では「副業は絶対に禁止」ではなく、「許可制」という規則があります。副業を行う理由を園長や上司に話し、許可を貰うという事は十分に可能です。
しかし、副業を行う中で、先ほど説明した「本業に支障が出る」「守秘義務」を守らないと、副業規則に罰せられる事もあります。
▼保育士の副業ランキングを紹介しています。
副業がバレてしまったら！？
「副業をしても良いですか！？」と直接相談し、許可を得る事も一つの方法ですが、相談した上で副業を行うとなると、仕事状況を細かくチェックされたり、できる副業も限られてきたりと、面倒な事も多くなります。
そのため副業を行うほとんどの人が、「黙って」やっています。もちろん黙って副業を行い、それが見つかると何かしらの罰が与えられる事も考えられますが、よっぽどの事がない限り、退職を強いられたり、減給といった事はないでしょう。
副業で罰せられる線引きは
副業で罰せられる線引きとしては、「本業に支障が出る」「守秘義務」この2点がカギとなります。
バレずに副業をやるには
黙って副業を行う事はオススメ出来ませんが、やはり保育士の給与状況を知っている中で、黙って副業を行う人の気持ちも分かります。オススメする訳ではありませんが、副業がバレない方法を紹介します。もう一度言いますがオススメしている訳ではありませんよ（笑）
保護者にはバレないこと
まず、「保護者には絶対にバレない」事です。直接保育園には見つからなくても、接客などを副業に選ぶと、保護者に見つかるという恐れもあります。
▼副業で接客業(水商売)を選んだ場合について
副業の収入が年間で20万円を超えないこと
次は「年間の収入は20万円を超えない」事です。副業での収入が年間で20万円を超えると、確定申告を行わなければなりません。
そこで、住民税の源泉徴収額が多くなり、副業に気づかれる事もあります。確定申告の際に、特別徴収を選択しなければ見つからない可能性も出てきますが、年間20万円を超えない事が一番のガードになります。
まとめ
基本的に副業は認められていませんが、法律上、「必ずダメ」とは保育園側も言えません。相談した上で、副業を行う事が可能でしょう。しかし、保育士という専門性の高い仕事をしているという事を自覚し、気をつける事も多々あります。
副業に力を入れすぎて、本業に支障が出ない限りは、特別罰せられる事は考えられませんが、副業を考える場合は、一度、勤め先の就業規約などの確認を行うと良いでしょう。
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